『時間の超基本』二間瀬敏史/吉武麻子

No.1774 2023年5月19日読了 いつ買ったか忘れたくらい時間が経っています。長い間積読本になっていた本を、やっと読むことができました。長期間積読本になっている本は、残り4冊になりました。 時間は限られているので、特に仕事をして行く中で有効に使いたい気持ちが強いものの一つです。これまで沢山の時間術や仕事術の本を読みました。時間管理と言う意味では、手帳術も同じ部類に入る気がします。実に沢山の本を読み、全く学んでいないわけではないのですが、まだまだ勉強しないといけないと思うレベルです。 そんな意識があって、この本を買ったのでした。ただ、広く浅くみたいな本なので、なかなか読めませんでした。最[…]
麦二郎
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『優しい死神の飼い方』知念実希人

No.1773 2023年5月14日読了 この本を買ったのは、タイトルに興味を覚えたからと言うことと、知念実希人さんの名前は知っていたけれど、まだ一度も読んだことが無かったから。ネットで調べてみると、この本は「死神シリーズ」の最初の作品で、次が『黒猫の小夜曲』、最新作は『死神と天使の円舞曲』と、3作品があるらしい。他のシリーズは、「天久鷹央の推理カルテシリーズ」や「病棟シリーズ」など。 この本も病院を舞台としている作品だけど、著者はお医者さんなので頷ける。どうやら作家がメインでお医者さんは副業みたいなのだけど。 内容 少々ネタバレなので、予めお断りしておきます。この物語は、犬の姿で降臨した死神[…]
麦二郎
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『掬えば手には』瀬尾まいこ

No.1772 2023年5月10日読了 瀬尾まいこ作品は、結構沢山読んでいます。僕が読んだ作家さんで数的には10番目の作家さん。感覚的には女性の作家さんの本を沢山読んでいる気がしていましたが、ベスト10だけを見てみると、男女比は5対5なのでした。 瀬尾まいこ作品で初めて読んだのは、『天国はまだ遠く』で、2008年のことでした。たまたま映画も観ましたが、好きな作品です。今回読んだ『掬えば手には』で16作品目です。 作品全般で言えるのは、やさしい物語、ほっこりする物語、良い人しか出て来なくて安心して読める物語、こういうのが瀬尾まいこ作品に言える特徴なのかも知れません。文章も読み易くて、抵抗を感じ[…]
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『自転しながら公転する』山本文緒

No.1771 2023年5月8日読了 山本文緒さん作品は、これで3冊目。最初に読んだのが『アカペラ』で、2013年のこと。それから長い時間が経って、亡くなられたことを知り、『無人島のふたり』を読んだのが、今年の1月のことだ。だから、まだまだ読み込んでいない作家さんなのだけど、この『自転しながら公転する』を読んでみて、もっと読みたくなったのでした。 内容 主人公の都は、牛久大仏に近い茨城県のアウトレットモールの洋服屋さんに勤める30代前半の女性、独身。この設定からして、その倍くらいの年齢の男性が読む本じゃないかも知れないと、恐る恐る読んだせいか、最初はページが進みませんでした。ゴールデンウィー[…]
麦二郎
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故郷の料理 “TOSA DINING おきゃく”@銀座

ゴールデンウィーク、5月5日に「たまには東京に行きたい」と言う奥さんのリクエストに応えて、銀座に出掛けました。リモートワークで週に1,2回しか通勤しないと、普段通勤している東京に休日に行くのは億劫に感じてしまいます。今回のゴールデンウィークは9連休だったのですが、我が家は犬猫が居るので、遠出はよっぽど前に準備しないとできません。だいたいは近場に出掛けて美味しいものを食べることで満足していたのですが、東京はちょっとした小旅行のようで、楽しい一日でした。 "TOSA DINING おきゃく"について 銀座一丁目にある「まるごと高知」という高知県のアンテナショップのレストランが、「TOSA DINI[…]
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何を食べても美味しいお店 “相思豆”@大船

最近は食べることが一番の幸せと感じるようになりつつあり、結構いろんなお店に行っているのですが、なぜかブログを書けない状態が続いていました。タイトルの付け方を変えてみようとか、たまたま読んでいただいた方にも参考になる記事にしようとか、いろいろ考えてしまっていたようです。所詮は素人のグルメブログなのだから、もちろんこれが仕事じゃないのだから、もっと気軽に、思ったとおり書けば良い、そう思うことにしてたまっているグルメ記事を少しずつアップします。 相思豆(チャンスウトウ)について 相思豆は、大船にある台湾料理屋さんです。一度だけ、かなり前にお邪魔したことのあるお店ですが、最近『海の近くのおいしいもの […]
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『明日できる仕事は今日やるな』マーク・フォスター

No.1770 2023年5月3日読了 僕の本棚には、あと9冊の積読本がある。いつからそうなのか、覚えていないけれど、だいたい10冊以上の積読本が常にあって、新しく本を買うと、最近は新しいものから読むことが多く、この10冊の大半はかなり以前から積読本になっているものだ。これを今月末までに0にしたいと思っている。 この『明日できる仕事は今日やるな』は、比較的最近買った本だ。タイトルに惹かれて買ったものだけど、内容的には結構目から鱗だったりする。これこそが本当の時間管理術なのかも知れないと思った。 内容 第1部から第3部までの3部構成になっている。第1部は、「タイム・マネジメントの基本的考え方」と[…]
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『夜に星を放つ』窪美澄

No.1769 2023年5月2日読了 窪美澄さんの本は、この本で8作目になる。初めて読んだのは、話題にもなった『ふがいない僕は空を見た』で、その後は出版された順番ではなく、ランダムに読んだ記憶がある。結構重いテーマを扱った作品が多く、全体的なイメージとしては、あまり明るい作品に出会えていないイメージだ。その窪美澄さんが直木賞を受賞された作品と言うことで、期待しつつ新刊を買うこともなく、結局買いそびれてしまった感じで、図書館で予約を入れていた。出てすぐに、または直木賞受賞後すぐに買わなかった理由は、特に思い付かない。タイミングを逃してしまった感じで、それなら気長に図書館の順番待ちをするか、とい[…]
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『”はかどる人”の整理思考』吉澤準特

No.1768 2023年4月30日読了 仕事は整理なんじゃないかと、経験則でそう思っていました。なので、その考えを裏付けるようなタイトルだったので、この本がとても気になりました。著者の名前には見覚えがあったのですが、調べてみると2020年11月に『仕事力に差がつく超整理術』という本を読んでいました。検索してみて、本の表紙画像を見て、読んだことを思い出しました。でも、内容はあまり覚えていません。 内容 この本は4つに分かれていて、思考とインプット、アウトプット、問題解決がそのテーマです。それぞれに一つか二つのフレームワークが示されていて、その後にいくつかの事例をあげて、実際どのような手法なのか[…]
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『ある男』平野啓一郎

No.1767 2023年4月29日読了 そんなに時間が経っていないと思っていたのだけど、著者の本を初めて読んだのは、読書記録を調べてみると2019年の秋だった。読んだのは、『マチネの終わりに』だった。読むのに時間がかかる長い小説だったけれど、印象は強かったと思う。今となっては、そのストーリーの詳細を思い出すことはできないけれど。 内容 小説なので、ネタバレにならない程度に書こう。本の帯に書いているコピーだ。「愛したはずの夫はまったくの別人だった」そう、そういう物語だ。その謎をこの物語の主人公、弁護士の城戸が追いかける。 事件性のあるミステリー物ではなく、ある男や本人の人生を描き出している物語[…]
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『街とその不確かな壁』村上春樹

No.1766 2023年4月26日読了 村上春樹さんの久々の長編小説が出ることを、その直前に知り、Amazonで予約していました。そして、発売日当日に届き、その翌日頃から読み始めました。 村上春樹さんの小説は全部読んでいるわけではないです。いわゆるハルキストではないのですが、最近は新刊が出ると読んでいます。たぶん、2013年頃の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』あたりからでしょうか。この『街とその不確かな壁』が6年振りとかですから、新刊が出るとと言うのが適切かどうかは自信がありませんが。 過去にも新刊が出て、単行本を買ったものの、読まずに挫折したものもいくつかあります。濃密だから、[…]
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『「すぐやる人」のビジネス手帳術』伊庭正康

No.1765 2023年4月12日読了 「すぐやる人」繋がりの本を連続で読みました。先延ばししがちな僕のような人と「すぐやる人」では、確かに手帳の活用度が違っているかも知れません。活用度は違っていても、活用方法とか手帳術にはあまり違いは無さそうな気がします。この本を一読してみたところ、「すぐやる人」がやっている手帳術に特化した本ではなさそうでした。 この本は結構オーソドックスな手帳の使い方を紹介している本で、他の手帳術と特別何かが違っているかと言うと、そういう部分はあまり見られませんでした。最後にFAQのようなページがあることが、僕にとっては他の手帳術の本との違いを感じる部分でした。 内容 […]
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『図解 すぐやる人のノート術』塚本亮

No.1764 2023年4月10日読了 更新が滞ってしまっていました。4月に入って、仕事の方は徐々に落ち着きつつあるのですが、何となくブログの更新を怠ってしまった、そんな感じです。読んだ本のこともグルメネタも、その他いろいろ、更新できていなかったことを少しずつ書いて行きます。 塚本亮さんの本は、結構読んでいます。図解ではない『すぐやる人のノート術』も2018年に読んでいました。この本はその図解版なのですが、出版は2022年12月と割と新しい本でした。 内容 5つのノートの使い方が紹介されています。5つのノートを使い分けるのが、結構難しいのではないかと思うのですが、それぞれに役割が決められてい[…]
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『最高のリターンをもたらす超・睡眠術』西野精治/木田哲生

No.1763 2023年4月8日読了 2,3年前からiPhoneに睡眠アプリをインストールしていて、Apple Watchをつけて寝ることによって、睡眠の記録を取っています。この数値は毎日気にして見ているものの、統計を取って分析したりはしていません。このアプリでは、深い睡眠がどれくらいあるかわかるようになっていたり、睡眠の評価をしてくれたり、使い切れていないいろいろな機能があります。こんなふうに、睡眠に関してはある程度意識しているので、近いうちに睡眠に関する本を読もうと思っていたのですが、今回やっと読むことができました。 内容について 3つのパートに分かれています。「頭がよくなる睡眠」と「生[…]
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『サンドの女 三人屋』原田ひ香

No.1762 2023年4月5日読了 今月2冊目の読了本。連続して原田ひ香作品でした。シリーズ最初の『三人屋』では、三女の朝日が喫茶店、次女のまひるが讃岐うどん屋、長女の夜月がスナックを営んでいた。朝昼夜交代で、父親から譲り受けた店で。「シリーズ」と書いてしまったが、次回があるのかどうかは不明だったりする。この『サンドの女 三人屋』は、2021年2月に出版されていて、割と新しい。続編は今年かも知れないし、ずっと先かも知れないし、これで終わりかも知れない。 この本の中身 お店の経営形態は、ちょっと変わっていた。三女の朝日が就職したため、次女が朝から昼にかけてサンドイッチを販売しているという形態[…]
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『アイビー・ハウス』原田ひ香

No.1761 2023年4月1日読了 初出は、2012年の『群像』。2013年に出版されているので、10年以上前の作品と言うことになる。今回読んだのは、講談社文庫。文庫本ではたまに見かけるが、カバーの上に新しいカバーが掛かっている。新しいカバーは、この物語に登場するふた組の夫婦、4人の人物の関係がイラストで描かれていて、物語の内容を示している。 内容 3階建ての一軒家には、蔦が絡まっていて、そこで暮らす4人の間では「アイビー・ハウス」と呼ばれている。1階は共同のスペース。2階が派遣プログラマーの一樹35歳と喫茶店アルバイトの未世子32歳の夫婦が暮らす場所。3階には、会社員の隆35歳とフリーラ[…]
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『神さまのビオトープ』凪良ゆう

No.1760 2023年3月29日読了 凪良ゆうさんは、BL(ボーイズラブ)作品の作家としてデビューし沢山の著作があったが、一般文芸小説作品として2017年に、この作品を刊行された。本屋大賞の『流浪の月』を読み、『わたしの美しい庭』、『滅びの前のシャングリラ』と読んだのですが、過去の作品を読みたくなって、この本を読んだと言うわけです。最新刊は『汝、星のごとく』ですが、刊行された時に買いそびれたので、図書館本を予約しているところです。 独自の世界観があり、読み出したら引き込まれてしまいます。 この本の内容 この本の主人公は、鹿野うる波という女性。夫に事故で先立たれて、夫の幽霊と一緒に暮らしてい[…]
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『明日も一日きみを見てる』角田光代

No.1759 2023年3月27日読了 角田光代さんのエッセイは、面白くて大好きなのだ。その上、猫の話となると、我が家にも猫がいるので、「うんうん、うちのもそうだ」なんて、かなり親近感を持って読むから、なおさら面白くなる。結局、この本、一気読みしてしまいました。これまでの角田さんの猫のエッセイは、全部読んでいることは言うまでもありません。 この本の内容 フォトエッセイなので、結構写真も多いです。主役のトトちゃんだけでなく、角田さんちを訪れる猫の写真も載っています。 エッセイは、24話と言うか、24作と言うか、掲載されています。猫タワーの話や虫を捕る話、脱走、動物病院での絶叫、キャットフードな[…]
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『よはく手帳術』miyu

No.1758 2023年3月26日読了 仕事が忙しいと、時間があっても、本を読む心のゆとりを無くしてしまいます。少しずつ読んでいて、読みかけの本が2冊あったのですが、昨日買ったこの本を先に読み終えてしまいました。写真が多い本なので、読むのに1時間とちょっとくらいしかかかりませんでした。今月の7冊目で、目標まであと3冊になります。 この本の内容 『よはく手帳術』なので、「余白の美」を追究した手帳術、つまり余白を残してすっきり書く方法なのかなと思いましたが、本屋さんで実際にページを捲ってみると違っていました。違うことを知りながら、「手帳術」というキーワードに惹かれて、買って読むことにしました。 […]
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ユニボール ワン P

三菱鉛筆のゲルインクボールペンのユニボールに、新しい製品が発売されていることを知ったのは、Instagramだったと思います。一目見て、これは何だか持ちやすそうなボールペンではないかと思い、1本買ってみることにしました。小さな手帳に良く似合うサイズ感でした。 ユニボール ワン Fもそうでしたが、軸の色がいろいろあって、インクの色は全て黒だったりします。ユニボール ワン Pの軸の色は、ももとコーヒー、みかん、はっか、ソーダ、バナナ、ヨーグルト、ぶどうの全8色です。前から5つは、ボール径が0.38mmで、後の3つは0.5mmです。ブラック系の色があればそれにしたでしょうが、無かったので白っぽいヨー[…]
麦二郎
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