『じい散歩』藤野千夜

No.1864 2024年4月14日読了 このところの2週間ばかり、読書はほとんどできていませんでした。この本を少しずつ読み進めていた以外は、ほとんど読めていません。新しい年度始まりに、読書にエンジンをかけようと思っていたのですが、思いどおりには行かなかったようです。時間が無かったわけではないのですが、少々仕事が忙しくて、気持ちに余裕が無かったのだろうと思っています。 さて、本題に入りましょう。この本を買った時に、期待していた内容とは、どういうものだったか。おじいさんが散歩をしている途中で出会った人や起こった事が、ユーモラスに描かれている短編小説をイメージしていました。 全然違っていました。お[…]
麦二郎
2日前

『奇跡を起こすたった1ページのノート術』知的生活追跡班

No.1863 2024年3月29日読了 この本を初めて読んだのは、2017年6月のこと。7年近く本棚にずっとあったと言うことになる。そのうち改めて読もうと思うことが、如何に当てにならないか、ということを証明しているようだ。再読したい、改めてもっとじっくり読みたいと思ったら、間髪を入れずに読むことにしよう。 6章に分かれて、ノート術を中心に手帳術やメモ術も含めて、そのヒントが書かれている本。各章の終わりにはコラムがあって、そこでは文房具が照会されている。どちらかと言うと、広く浅くという本になると思う。 1ページを半分に分けて使ったり、コーネルメソッドだったりする。方眼ノートは半分のところに線を[…]
麦二郎
2週間前

『記憶力日本一を5度獲った私の奇跡のメモ術』池田義博

No.1862 2024年3月23日読了 読んだ本はなるべく保管せずに処分することにしているので、再読しようと思っている本だけ少し残っています。それもそろそろ片づけようかなと思い、今月は時々再読しています。この本もそういう本のうちの1冊。発行日は2018年になっていますから、結構長い間本棚に保管していて、読んでなかったことになります。 「奇跡の」というと、少々大袈裟に聞こえます。目標を書いて目に付くところに貼っておくと、達成可能性がアップするということを指しているのではないかと思います。手帳の本でもそういう本があった気がします。記憶力の良い著者の記憶力アップを実現したメモ術ということかも知れま[…]
麦二郎
3週間前

『病院に行かない生き方』池田清彦

No.1861 2024年3月21日読了 生物学者の池田清彦先生の健康や老化に関する本。 何と70代後半の年齢にもかかわらず、毎日お酒を飲んでいるそうで、飲まなかったのは1日だけと言うから、驚いてしまった。毎日飲んでも大丈夫な人もいるし、そうでなくて一滴も飲めない人もいるのだから、人間には大きな個体差がある。お酒だけではなく、血圧など健康診断で計測されるいろいろな数値も然り。数値の平均的な値を外れたからと言って、それを健康でなく病気にしてしまう現代の医療への批判の書とも言って良いと思う。実際同感することが多々あった。 お酒を飲むことの言い訳みたいに聞こえるかも知れないけれど、飲まないことのスト[…]
麦二郎
3週間前

TOKYO元気キャンペーンで本のまとめ買い

「暮らしを応援!TOKYO元気キャンペーン」でQRコード決済で最大10%戻ってくるから、丸の内丸善で本をまとめ買いしました。期間は3月末までだったものが、今見ると3月23日に早期終了することになっています。駆け込むか、と思ったのですが、今週後半はリモートワークでした。 さて、買ったのは次の5冊。 『「指示通り」ができない人たち』榎本博明いやいや、この本は面白そうだ。自分の周りにも居る気がするが、ぴったり当てはまるタイプについて書かれているだろうか。そういう興味が購入動機です。 『結果を出してサクッと帰る神速時短』牧野祝子「結果を出してサクッと帰る」なんて働き方の理想です。最近仕事の一つ一つに時[…]
麦二郎
4週間前

『仕事と勉強ができる人のリアル「ノート&メモ」術』戸田覚

No.1860 2024年3月19日読了 自分なりのノート術を考えたいと思っているので、引き続きノート術の本を読んでみた。3月18日に発行された本なので、とびきり新鮮な本だ。 良く読んで(眺めて)いたことのある「ほぼ日手帳公式ガイドブック」とか、ムック本のノート術のように、いろいろな方の実際のノートの写真が沢山載っている。前半は仕事のノート、後半が勉強ノートだから、なるほど「仕事と勉強ができる人」とタイトルにあるとおりだった。しかも「リアル」だから、その人達のノートの写真が掲載されている。本屋さんでパラパラと捲っただけで、どんな本か一目瞭然なんだけど。 この手の本は、眺めていると「素晴らしい![…]
麦二郎
4週間前

『たった1分ですっきりまとまる コクヨのシンプルノート術』コクヨ株式会社

No.1859 2024年3月16日読了 再読と思っていたら、再々読だった。さすがにそろそろ見極めて、自分のノート術に取り入れるものは取り入れよう。気になったノート術をメモしておいたので、そのメモをここに書き写しておこう。 図で考えをまとめるなら、方眼ノート。議事録やデータをまとめるなら、横罫ノート。クリエイティブなら、無地ノート。 インプット用なら、横罫ノート。アウトプット用なら、方眼ノート。メモは、小さいノート。発想を求めるなら、大きいノート。 日付とタイトルをページ右上に書く。提案書の構成を考えるなら、A4方眼で。タスク管理やメモを、A7方眼で。打ち合わせメモを即ToDoリストにする。図[…]
麦二郎
4週間前

『ラブカは静かに弓を持つ』安壇美緒

No.1858 2024年3月9日読了 2023年の本屋大賞で第2位になった本。新刊の時に買いそびれていたので、図書館で予約待ちをしてやっと2週間前に順番が来た。さっそく読み始めてみたものの、他の本を読んでいたこともあり、最初はスロースタート。ここ数日でやっと読み終えた。 少年時代にチェロ教室に通っていて、事件に巻き込まれ怖い思いをし、不眠を抱える主人公の橘は、音楽著作権を管理する団体の社員。音楽教室を営む会社との裁判を控えており、橘はスパイとして音楽教室にもぐり込む。チェロ講師に教わり、その教え子達とも知り合って行く中で、橘はスパイの身に後ろめたさを感じ始める。再びチェロの演奏をする中で、過[…]
麦二郎
先月

『プチ移住 月2万円で手に入る!in 京都』テイスティ髙橋

No.1857 2024年3月3日読了 仕事を引退した後、2週間程度、滞在型で京都を旅したいと思っている。そんな細やかな夢があるので、Amazonでこの本を見つけた時には、すぐに欲しいものリストに加え、少し経ってからポチってしまった。 この本の著者は観光客から見た京都ではなくて、住人から見た京都を見たくて、プチ移住を思い付いた。要するに長期間滞在しながらの、京都見物なのである。月のうち10日間ほど滞在し、京都の住民になる。そのための住まい探しから始まる。マンスリーマンションやウィークリーマンション、賃貸住宅、分譲住宅、シェアハウスなど色々な住まいをコスパ中心で検討している。京都は学生の町だから[…]
麦二郎
先月

『60歳からは、「これ」しかやらない』和田秀樹

No.1856 2024年3月2日読了 タイトルからして、「60歳以降は我が儘な生き方をしてもOK!」みたいな内容かなと想定して、買ってみた本。確かに想定と大きく外れているわけではないけれど、健康面特に健康診断とか血液検査の数値などの内容が半分を占めていたのは、少し想定外だった。 章立ては3つで、人間関係と健康とお金が切り口。印象に残ったのは、やはり健康が切り口の第2章。日本の医療は、数値を下げることを目的としているとのこと。全くそのとおりだと思う。実際に私も病院に通う身だけど、常に数値ありきで、血糖値や血圧、尿酸値などがチェック項目だったりする。コレステロールなども言われるが、処方されるのは[…]
麦二郎
先月

『リセットする習慣』枡野俊明

No.1855 2024年2月29日読了 心を整えたい、と思うと「禅」関係の本を読みます。枡野俊明さんの本は、そんな中で最も読むことの多い「禅」に関する本です。副題に「やり場のない感情を整える62のヒント」とあります。章立ては7つに分けられていて、悩みを手放す方法と今を生きること、他人に縛らず生きること、良縁を得ること、感情を整えること、心地いい習慣、ささいな毎日を変えることというのが7つの分類になっています。 気になったことを拾い書きしてみます。 一つひとつ、できることをコツコツと 自我を捨てよ 先延ばしすると大事なご縁が逃げていく 一笑千山青 いっしょうすればぜんざんあおし 深知今日事目の[…]
麦二郎
先月

『モノが減ると「運」が増える』やましたひでこ

No.1854 2024年2月28日読了 どうしてモノを減らすことが、「運」を呼びよせるのだろう。どう考えても科学的根拠があると思えないけど、何だかわかるような気がするのは、不思議だ。 減らしたい、断捨離したいと思いつつ、なかなか実行できない私である。減らすと嬉しくなる気がするのは、やっぱり気持ちがスッキリするからだろうか。気持ちがスッキリして、気分が良くなって、結果「運」が良いと感じるのではないか。 この本は、モノを減らしたり、拭いたり、磨いたりすることに関して、家の中の場所毎に書かれている本だ。玄関、トイレ、浴室・洗面所、リビング、クローゼット、キッチン、寝室、書斎と家の中の特定の場所にお[…]
麦二郎
先月

『朝イチの「ひとり時間」が人生を変える』キム・ユジン

No.1853 2024年2月24日読了 著者は仕事に忙しい時期に朝の時間を使って弁護士試験の勉強をして、見事合格され弁護士として活躍されている方。著者の体験に基づいた早朝時間の大切さが書かれている。 実は私も朝起きるのが早い。4時頃には必ず起きている。最近はワンコがなぜか2時から3時の間に私を起こす癖がついて、もっと早く起きている。起きて何をするかと言うと、朝のルーティンが決まっている。まず瞑想をして、モーニングページを書き、日記や手帳を書き、血圧を測ったりしている。IT系の勉強として今は「Notion」の本を少しずつ読み、実際に「Notion」を触っている。そして、読書をする。 この本で印[…]
麦二郎
先月

雑誌「MONOQLO」と断捨離の本

今日本屋さんに寄って、買って来た雑誌と本です。この週は月1回の本のまとめ買いの週と決めています。某カードのポイントがいつもより沢山もらえるから、本はまとめ買いすることにしています。 と言っても積読本も沢山あり、駅ビルの本屋さんはそれほど大きくないので、読みたい本はあまり見つかりませんでした。なのでいつもより少なめで、雑誌も買ってしまいました。 近々部屋の模様替えを予定しているので、本屋さんに行くと目に付くのは、こんな本でした。 雑誌『MONOQLO』2024年4月号 特集は、「ずるい!俺のセンス不要の部屋づくり」ということで、買ってしまいました。家に帰ってじっくり眺めると、スピーカーテーブル、[…]
麦二郎
先月

『仕事は「段取りとスケジュール」で9割決まる!』飯田剛弘

No.1852 2024年2月22日読了 ほんの10冊程度だけど、本棚に再読したいと思っている本を保管している。読んだらさっさとメルカリで売るか、ブックオフに持って行くかしてしまい、本を貯め込まない方なので、本棚はむしろ本以外のものが多くなっている。この本は、2018年の年末に一読した本だから、実に5年以上本棚にあったと言うことになる。仕事術の基本がまとまっている本なので、もう一度いつか読もうと思った。 今回再読してみて、改めて大事だと思うことがいくつかあった。 段取りをするにも、所要時間の見積もりは重要で、経験則によるか思っている1.5倍くらいの時間を見積もり、余裕を持たせておくこと。やるべ[…]
麦二郎
先月

『お帰り キネマの神様』原田マハ

No.1851 2024年2月21日読了 2011年に出版された『キネマの神様』は、山田洋次監督により映画化され、2021年に公開された。映画は原作を大幅に書き換えていたようだが、その映画を元にノベライズされたのがこの『お帰り キネマの神様』だ。今回読んだのは文庫本だけど、『キネマの神様 ディレクターズカット』という単行本が2021年に出版されている。この単行本の文庫化なんだと思う。 時は令和元年秋、円山郷直とその家族の暮らしから入る。郷直ことゴウは、酒と博打で年金もシルバー人材センターを通じた僅かな収入も使い果たす生活。娘は孫と一緒に出戻って、妻も含めて家族4人で暮らしている。 時を遡り、昭[…]
麦二郎
先月

『3色ボールペンの使い方』齋籐孝

No.1850 2024年2月17日読了 2003年に出版された『3色ボールペン情報活用術』をもとに序章を加筆し、出版された本。その本は読んだことは無いが、3色ボールペンのことについては覚えている。3色とは赤、青、緑のこと。出回っているボールペンは黒が必ず入っているので、緑が入っているものと言うと、4色になってしまうかも知れない。 赤は、客観的に見て最も重要なこと。青は、客観的に見てまあ重要なこと。緑は、主観的に見て自分がおもしろいと感じたり、興味を抱いたこと。 このような色分けで、本や資料を読み丸をつけたり、下線を引いたりする。重要度が明確になるというもので、この作業をすることによって、情報[…]
麦二郎
先月

本を買った理由を記録しておこう

昨日、会社の帰りに丸善丸の内本店に寄って、本を3冊買って帰った。何となく買い物をしたかったが、特別欲しいものも無く、文房具もこれ以上は要らないので、そういう時は本を買ってしまう。本屋さんであれこれ見て回って、自分が読みたいと思う本を買う。そのうち読むので、決して無駄遣いではないと思っている。むしろ、本を買いたい時は、気持ちが前を向いている時だと思う。 『朝イチの「ひとり時間」が人生を変える』キム・ユジン この著者の本は、良く目にする。そう思ってAmazonで検索してみたが、他には1冊エッセイが出版されているくらい。と言うことは、多分この本が何度も目に入っていたんだろう。私は早起きだから、自分の[…]
麦二郎
2ヶ月前

『小さいことにくよくよするな!』リチャード・カールソン

No.1849 2024年2月15日読了 原題は、「Don't Swear The Small Stuff」。Google翻訳してみると、「小さなことに汗をかかないでください」という意味。「くよくよ」ではなく、「ばたばた」かも知れない。読み終えてみて、小さなことで慌てふためかないように、一大事だと騒がないで、どんと構えていない、それは当たり前のことだと受け止めてください、みたいな意味ではないかと思う。 他人を尊重したり、愛したり、感謝したり、受け入れることによって人生は変わる。人生の教訓のようなことが100項目書かれている本だけど、そのうちで特に気になったタイトルについて、列挙しておこう。 成[…]
麦二郎
2ヶ月前

『50歳からの新NISA活用法』中野晴啓

No.1848 2024年2月12日読了 もう始まっていますが、新NISAとやらはどんなものなのか、珍しく投資に興味を持って買ってました。ちょっと読みかけていましたが、そのままお蔵入り。長期間積読本だったのですが、救出しました。思い切って読んでみようと、途中から一気読みしてみました。やっぱりこのジャンルは苦手です。 そういう私には、やさしく解説されていて、とてもわかりやすかった気がします。新NISA登場の理由についても勉強になったと思います。NISAと新NISAの違いについても、理解できました。著者が勧める投資信託についても、ある程度理解できた気がします。 最後の2つの章、第5章と第6章が興味[…]
麦二郎
2ヶ月前