『仕事も人間関係もうまくいく 放っておく力』枡野俊明

No.1720 2022年11月15日読了

この本との出会いは、東京駅なかの本屋さんでした。
まずはタイトルに惹かれました。そして著者が枡野俊明さんだったのも、これまでいくつか読んでいたので、安心できました。
手に取って、パラパラと捲ってみました。そしてあるページの言葉が引っかかりました。
悪い意味ではなく、良い意味で引っかかったのです。

その時は仕事の帰りで、自分がメインと思っている仕事が進まないので、ちょっと苛々していた精神状態でした。
章立ては、5章です。1章から順に「人間関係はもっとドライで良い」、「不安・焦り・怒りの手放し方」、「心をすり減らさない練習」、「自分で自分を苦しめないこと」、「人生を快適に生きるヒント」というサブタイトルが付いてました。
このどれもがその時の精神状態にぴったりはまっていた気がします。

そして3章の「やたらに反応しない〜心をすり減らさない練習」のなかに、「目の前の仕事に没頭する−すると、余計なものは目に入らなくなる」というタイトルがあり、これに釘付けになりました。
気が散ることを自分以外の人や環境のせいにしていたことに気づいたのです。
気が散ってメインの仕事が進まないのは、その仕事に没頭していないからだと気づいたのです。

その場で買おうかなと思ったのですが、家に帰ると積読本が沢山あります。
ぐっと我慢して、この本のことを忘れなければ、いつでも読めると言い聞かせました。
でも、帰りの電車の中で、やっぱりポチってしまったのでした。

もちろん、買って読みたいと思ったのは、このたった一つの言葉だけではありません。
各章のサブタイトルにもかなり惹かれて購入したのです。
この本の中には99の人生を快適化するヒントが掲載されています。
考え方として、とても納得し、共感できるものが多々あります。
人は考え方一つで気持ちも変わるものだと思います。
一読しましたが、この本は手元に置いて、心が乱れた時には捲ってみたい本です。

麦二郎

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