かなり久し振りに本をまとめ買いしました

かなりと言うと、10年以上前のことかも知れません。毎月特定の日に、ルミネで買い物をすると、割引が10%になっていました。ルミネカードをルミネで使うと。ルミネと言うと、女子向けの洋服などが中心のお店が大半で、男性がそのカードを持っていてもあまり恩恵は無かったのですが、本も10%割引になるので、持ってました。そして、毎月本の買い出しに出掛けていました。横浜のルミネにある有隣堂だと、沢山買うと宅配便で無料で送ってくれるので、良く利用していました。本を一度に沢山買っていると、何だか気持ちが高揚してきます。読書家になった気分、勉強家になった気分になれるのです。積読本が100冊を越えていることもありました[…]
麦二郎
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『神曲』川村元気

No.1714 2022年10月18日読了 なんてタイムリーな作品だろうかと思ったのは、6月に読んだ『同志少女よ、敵を撃て』の時と同じでした。両方ともタイムリーな出来事が起こる前に書かれている作品なので、それもまた不思議だと思いました。 ある家族が宗教に巻き込まれていき、親が信者となったがために自分も信じようとする2世信者が描かれています。今現実に問題視されていることほど、悲惨な状況ではありません。少なくとも献金によって家庭が崩壊したとか、子供が自殺に追い込まれたとか、そういう場面はありません。お金の問題や家庭崩壊の問題などではなく、心の問題と言った方が良いのかも知れません。 この物語に描かれ[…]
麦二郎
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『リセットの習慣』小林弘幸

No.1713 2022年10月16日読了 自律神経には、波があります。それはごく自然なことだと思うので、悪い流れになっている時に、どうやってリセットして、良い流れの方向へ変えて行くかが大切なことだと思います。しばらく前、いやかなり前でした。2021年6月に『整える習慣』を読んだのですが、この本を本屋さんで見つけた時には、迷わずに買いました。 悪い流れを断ち切って、良い流れに変えて行くための99のヒント集と言うのが、この本の内容です。最後に22項目をピックアップした「リセットを応援する22の言葉」というおまけ付きですが、これだけでも十分な気がします。99項目全てを実行しようと思うと、返って自律[…]
麦二郎
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『おいしいごはんが食べられますように』高瀬隼子

No.1712 2022年10月2日読了 芥川賞受賞作品は、あまり読まない方だと思います。何となく難しいイメージがあって、読まず嫌いかも知れません。受賞作品だから読んでみようという気にならないのです。本屋大賞受賞作は読んでみたいと思うのですが。でも、この本は読みたくなりました。何となく面白そうな予感がしました。 読んでみて、なるほどこういう小説だったのか、という感じです。期待どおりと言えば、期待どおりです。職場の人間関係を描いているところが、何だかどこかにありそうな感じがして、面白いのです。 物語は食べることに無頓着な男性社員二谷と、料理上手だけど仕事はできない女性社員芦川、そして仕事ができて[…]
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『ミチルさん、今日も上機嫌』原田ひ香

No.1711 2022年9月28日読了 解説に「ちょっと変わったお仕事シリーズ」と書いてあって、なるほどと思いました。前に読んだ『東京ロンダリング』は、事故付き物件に住む仕事でした。この物語は、家賃値下げ交渉屋さんです。それは、それとして、この物語はとても面白かったです。そして、何だか明るくなる物語でした。 45歳、職なし、バツイチ、彼氏なしの主人公のミチルさんには、バブル期の過去の栄光があったのです。それが、今はそういう状況であり、諦め切れないのです。確かにバブル期には、就職は売り手市場だったし、ミチルさんほどの美貌なら、アッシー君だって、美味しいごはんを奢ってくれる男性だって居たのです。[…]
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『人生が豊かに変わる大人絵日記』あまがいしげこ

No.1710 2022年9月19日読了 「読了」と言うべきか、言わざるべきか。そんな本です。ほとんどが絵なんですから、眺めることが多い本なのです。 時々、ほんとうに、たまになのですが、こういう素敵な本を買ってしまうのです。願望なのです。「絵が描けたらいいな」という。これまで買って、本棚に残している本は、関本紀美子さんの『手帳スケッチ』、山田雅夫さんの『ちょこっと15秒イラスト&30秒スケッチ』、岩澤一郎さんの『はじめてみよう水彩スケッチ』の3冊です。 そう言えば、最近本屋さんで見た『誰でも30分で絵が描けるようになる本』は、「ほしいものリスト」に入れています。こういう願望があるのです。 この[…]
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『ジブン手帳 公式ガイドブック 2023』

No.1709 2022年9月11日読了 読んだうちに入るのか、そうでないのか、ちょっと迷いましたが、やっぱり記録しておくことにしました。過去に遡ると2018年版と2020年版は読んでました。それくらいの周期で読みたくなるのかも知れません。ある手帳を買って、来年こそ活用したいと思った時に、読みたくなるようです。毎年買っては、毎年挫折している気がしますが。 内容について、ざくっと紹介しておきましょう。割と著名な方のこの手帳の使い方に関するインタビュー記事がいくつか載ってます。実際は僕自身は知らない方だったのですが。あとは、SNS上で人気のアカウントを持っていらっしゃる方でしょうか。そして13人く[…]
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『和尚さんの一分で心を整えることば』名取芳彦

No.1708 2022年9月10日読了 実に沢山の「和尚さんのことば」が載っている本です。全部実践しようと思うと大変なことになります。全体を通して、なるほどこんな方向性で考えると良いのかと、全体傾向を把握した感じです。 読みながら、これだけはと思うものに付箋を付けてみました。欲張らず、厳選して、付箋を付けました。最終的には5つの言葉でした。それはさきほど手帳に書き出しておきました。書き出したとおりに、ここに書いて、感想としたいと思います。 「丁寧に生きる」=「かけがえのなさ」と「いとおしさ」を感じる。万恩に生かさるる身の百恩を知る。せめて一恩を報ぜん。悩むのは考えるのと違う。ストレスの根っこ[…]
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『その扉をたたく音』瀬尾まいこ

No.1707 2022年9月2日読了 2021年2月頃に出版された本です。読み損ねていた本だったので、図書館で借りて来て読むことにしました。単行本が出版され、文庫本化されるまでの間は、図書館で借りるのが良いと気づきました。最近は、出版されてすぐに読むのは、伊坂幸太郎さんくらいです。余談はここまでにしておきます。 瀬尾まいこさんの作品は、どこかダメな主人公が出てきて、何かをきっかけに再生して行く物語が多い気がします。ここから少しネタバレを含みますが、この物語も同様です。 主人公は、29歳無職で親のすねかじりです。高校時代に始めたギターで人生を再開しようと思いつつ、そこまで真剣なのかどうか、自分[…]
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『ウェルカム・ホーム!』丸山正樹

No.1706 2022年8月30日読了 「面白かった」と安易に言えない小説ですが、ページを先へ先へと捲りたくなる本ですし、読み易い文章です。丸山正樹さんの本は、これで3冊目です。前に読んだ『ワンダフル・ライフ』は、実に衝撃的だった印象があり、今回の作品のテイストはかなり違っていると思います。 この小説は、2012年から2018年にかけて「小説すばる」に掲載された作品を1冊の本にしたもので、書かれている時期は結構前のようです。著者も「あとがき」に書かれていますが、その言葉を借りると、「特別養護老人ホームを部隊とした介護師の青年が成長していく姿を描いた物語で、コメディタッチの作品です。なので、『[…]
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本のまとめ買い

毎月月末の金曜日から日曜日まで、駅ビルで5,000円以上買い物をすると、500ポイント貰えるキャンペーンがあります。どうせならと、このキャンペーンに合わせて、3〜4冊くらい本を買うことが多いです。読みたい時に買って読む、というのが一番だと思っているのですが、まとめて買うのも何となく良い気分になるものですから、今のところ毎月続けていることが多いです。ちなみに7月は京都旅行もあったので、飛ばしたのですが。 僕が本を買う時は、この本は面白いのではないかというインスピレーションで買うことが多いのは、小説やエッセイなどです。自己啓発本とかビジネス本とかは、そうではなくて、その時々で頭の中にあるキーワード[…]
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『「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた』ハック大学ぺそ

No.1705 2022年8月26日読了 僕は、「説明が下手くそ」というコンプレックス(仕方が無いと諦めていますが)を持っています。なので、こういう本には惹かれてしまうのです。この本を読めば、もしかすると少しは説明が上手になるかも知れないという期待感があるのです。そういう意味では、本は思考をプラス側へ誘ってくれる貴重な存在ですね。本屋さんへ行くと、前向きな気持ちになれるので、本屋さんは大好きな場所でもあるのです。 さすが人気YouTuberが書いた本だけあって、説得力のある事例が沢山載っている本でした。とても参考になります。「なるほど、なるほど」と納得しながら、読んでました。ちょっと芝居がかっ[…]
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『瞬読式ノート術』山中恵美子

No.1704 2022年8月21日読了 本1冊を3分で読んでしまうという「瞬読」なるものがあることを、今まで知りませんでした。この本の著者の山中恵美子さんの肩書きに「株式会社瞬読 代表取締役」とあるので、「株式会社瞬読」を検索してみたら、なるほどと思いました。 この本は、ノートの書き方が瞬読式ということのようです。A5見開きをぱっと一目で見て、復習ができて、記憶を保つことができるノートです。インプットに対して、自分というフィルターを通して、テキストだけの左脳ノートではなく、イラストや色を付けた右脳ノートを書くと、記憶に残るということのようです。記憶に残ることを「頭が良くなる」と表現しているよ[…]
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『自分を整える』永松茂久

No.1703 2022年8月18日読了 サブタイトルは、「手放して幸せになる40のこと」です。モノが溢れ、より多くのモノを手に入れることが幸せだった時代は過ぎ、自分が本当に欲しいモノ、側に置いておきたいモノ以外は手放すことが幸せとなる時代になって来たようです。 選択肢が沢山あり過ぎて、どれを選んだら良いか、混乱してしまっている。そんな感じなのかも知れません。だからこそ迷ったり、不安になったりするのだと思います。何が大事かと言うと、自分自身の本音を知ると言うことだと思います。自分自身がどうしたいのかを知り、それ以外のものを手放すことによって、自由になり、そして整うことになります。 40もあるコ[…]
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『人生に差がつく時間の作り方活かし方』和田秀樹

No.1702 2022年8月16日読了 著者は精神科医で、本の著述などいろいろな仕事を掛け持ちで進められていらっしゃる方です。なので、タイムマネジメントに関しては実践して得たノウハウが沢山あって当然のような方です。 全体を通してこの本に書かれていることを乱暴に一言にまとめると、「時間の活かし方は目的意識を持つこと」と言えるのではないでしょうか。何もしないでぼんやりしている時間も、目的があってのことでしたら、時間の浪費ではないわけです。逆に目的も無くぼんやりして長い時間を過ごすと、ただ何もしないで時間を浪費しているに過ぎないわけです。大事な明日のために、今日は何もしないで体を休めることに集中す[…]
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『習慣化ベスト100』吉井雅之監修

No.1701 2022年8月6日読了 「習慣」に関する100+5のヒントが集められている本です。サブタイトルで「理想の自分になるワザ大全!」とありますので、これがこの本の内容を表していると思います。「理想の自分」のイメージを具体的に思い浮かべて、それに向かって小さな習慣を積み重ねることで、「理想の自分」の実現に近づけることができるということです。1章当たり10項目で10章まであり、それで100になりますが、最後におまけの章があり5項目まであるので、トータルすると105項目になります。ただし最後の章は「悪い習慣のやめ方」なので、5項目分はカウントしていないのでしょう。 順番に振り返ってみると、[…]
麦二郎
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『おひとりからのひみつの京都』柏井壽

No.1700 2022年7月23日読了 先日読んだ『おひとりからのしずかな京都』の前に、この本が出版されたようでしたので、読んでみました。昨日(7月23日)はコロナワクチンの副反応に苦しんでいました。モデルナの時ほど高熱は出なかったのですが、37度から37.5度の微熱が結構長い間続きました。そんな中、横になっていて読んだ本がこの本です。既に半分くらいは読んでいましたので、残り半分を一気に読んだことになります。 4つの章立てで構成されている本です。第1章は、京都の歩き方を軸にした章です。第2章は京都の美味しいものの紹介、第3章は京都の食文化やお店の紹介です。最後の第4章は、京都のお寺や神社と歴[…]
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『92歳総務課長の教え』玉木泰子

No.1699 2022年7月11日読了 この本を本屋さんで見つけた時は、「すごいなあ」と思いました。92歳で総務課長をされているなんて、何て人だと思いました。いったい何十年働くのだと、恐れ入りました。僕にはとても無理だと思ったのですが、「すべての幸せがこの1冊に詰まっている!」というコピーにつられて、買ってしまったのでした。 忘れかけていた仕事の基本を思い出させてくれました。読んだ感想を1行にすると、これでしょう。新人サラリーマンが読むべき1冊かも知れません。新人教育もされているそうなので、きっとこの本のエッセンスを教えていらっしゃるのでしょう。思い出した基本を列挙します。 積小為大(小さな[…]
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『おひとりからのしずかな京都』柏井壽

No.1698 2022年7月3日読了 この本は、会社の帰りに東京駅で時間があったので、立ち寄った本屋さんでたまたま目にした本でした。今年は京都を旅したいと思っているので、ほとんど迷わず購入しました。ちなみにガイドブック的な本は、Kindle unlimitedの読み放題のものを読んでいたりします。読み物的な本でしたし、新しい本のようでしたので、紙の本を買いました。 僕もどちらかと言うと、人混みを避けたい方です。例えば鎌倉へ行っても、観光客が殺到しそうなお寺には、早朝に出掛けたりしていました。ちょっと外して行くのが良いわけなのですが、この本も京都はちょっと外して行けば、しずかな京都を楽しめると[…]
麦二郎
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『古本食堂』原田ひ香

No.1697 2022年7月1日読了 一つ前に読んだ本の読了日を見ると、この本を読むのに2週間くらいかかったことになります。とても読み易い本なので、早ければ3日くらいでは読めそうなのですが、この2週間を振り返ると、そう言えば仕事が忙しかったなと思いました。時間が足りないわけではなく、心に余裕が無い時には読書が進まなくなる人なんです。 自分のことについて、もう少し書きますが、自分はとてもせっかちな正確だと思っています。だから、この物語を読んでいると、焦れったくなってしまいます。ゆったりとしたテンポで進んで行くからです。でも、人生はそうなんだろうと思いますし、一歩ずつ、少しずつという丁寧な生き方[…]
麦二郎
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