『明日できる仕事は今日やるな』マーク・フォスター
No.1770 2023年5月3日読了
僕の本棚には、あと9冊の積読本がある。
いつからそうなのか、覚えていないけれど、だいたい10冊以上の積読本が常にあって、新しく本を買うと、最近は新しいものから読むことが多く、この10冊の大半はかなり以前から積読本になっているものだ。
これを今月末までに0にしたいと思っている。
この『明日できる仕事は今日やるな』は、比較的最近買った本だ。
タイトルに惹かれて買ったものだけど、内容的には結構目から鱗だったりする。
これこそが本当の時間管理術なのかも知れないと思った。
内容
第1部から第3部までの3部構成になっている。
第1部は、「タイム・マネジメントの基本的考え方」というタイトル。
気になったことをいくつかピックアップしてみると、以下のようなもの。
- 人には”理性の脳”と”衝動の脳”の2つの脳があり、目標達成の鍵は”衝動の脳”のコントロールだ。
- 難しい仕事や重要な仕事をしようとすると「抵抗感」を生じるが、それから逃避すると「抵抗感」は大きくなる。
- 「効率」=「創造力」×「整理」
- ToDoリストと優先順位付けによる仕事には限界がある。むしろ効率は改善されず、仕事の抱えすぎになり、時間不足を招く。
- 仕事には「本当の仕事」と「忙しいだけの仕事」があり、すぐやると「忙しいだけの仕事」ばかりが進む。
第2部は、「マニャーナの法則」というタイトル。
第2部がこの本の核心なのかも知れません。「マニャーナの法則」は、明日まで待てないほど緊急な仕事はないという考え方。
新しく発生した仕事は「明日やる」を基本とし、クローズ・リストを使うのです。
第2部は具体的な事項が多く、クローズ・リストのことやタスク・ダイヤリー、ファースト・タスク、WillDoリストなどについて解説されています。
第3部は、「さらに優れたシステムへ」というタイトルで、要するに応用編のようなパートです。
仕事の先送りを防ぐ方法やダッシュ法という集中的に仕事をする手法、プロジェクトに関すること、「抵抗感」の利用などについて書かれています。
「抵抗感」を「行動をうながすサイン」と捉えて、「本当の仕事」を進める手法が説かれています。
これから…
本の全体を把握するために、一読してみました。
近いうちに再読します。
再読の時は気になることを「読書ノート」に書き込みながら、読んで行きます。
この本に書かれていることはぜひ実践するようにしたいと思っているので、気になることをメモしたら、それを読み返して、実行できるベースまで落とし込もうと思っています。