月: 2023年4月

『街とその不確かな壁』村上春樹

No.1766 2023年4月26日読了 村上春樹さんの久々の長編小説が出ることを、その直前に知り、Amazonで予約していました。そして、発売日当日に届き、その翌日頃から読み始めました。 村上春樹さんの小説は全部読んでいるわけではないです。いわゆるハルキストではないのですが、最近は新刊が出ると読んでいます。たぶん、2013年頃の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』あたりからでしょうか。この『街とその不確かな壁』が6年振りとかですから、新刊が出るとと言うのが適切かどうかは自信がありませんが。 過去にも新刊が出て、単行本を買ったものの、読まずに挫折したものもいくつかあります。濃密だから、[…]
麦二郎
11ヶ月前

『「すぐやる人」のビジネス手帳術』伊庭正康

No.1765 2023年4月12日読了 「すぐやる人」繋がりの本を連続で読みました。先延ばししがちな僕のような人と「すぐやる人」では、確かに手帳の活用度が違っているかも知れません。活用度は違っていても、活用方法とか手帳術にはあまり違いは無さそうな気がします。この本を一読してみたところ、「すぐやる人」がやっている手帳術に特化した本ではなさそうでした。 この本は結構オーソドックスな手帳の使い方を紹介している本で、他の手帳術と特別何かが違っているかと言うと、そういう部分はあまり見られませんでした。最後にFAQのようなページがあることが、僕にとっては他の手帳術の本との違いを感じる部分でした。 内容 […]
麦二郎
11ヶ月前

『図解 すぐやる人のノート術』塚本亮

No.1764 2023年4月10日読了 更新が滞ってしまっていました。4月に入って、仕事の方は徐々に落ち着きつつあるのですが、何となくブログの更新を怠ってしまった、そんな感じです。読んだ本のこともグルメネタも、その他いろいろ、更新できていなかったことを少しずつ書いて行きます。 塚本亮さんの本は、結構読んでいます。図解ではない『すぐやる人のノート術』も2018年に読んでいました。この本はその図解版なのですが、出版は2022年12月と割と新しい本でした。 内容 5つのノートの使い方が紹介されています。5つのノートを使い分けるのが、結構難しいのではないかと思うのですが、それぞれに役割が決められてい[…]
麦二郎
11ヶ月前

『最高のリターンをもたらす超・睡眠術』西野精治/木田哲生

No.1763 2023年4月8日読了 2,3年前からiPhoneに睡眠アプリをインストールしていて、Apple Watchをつけて寝ることによって、睡眠の記録を取っています。この数値は毎日気にして見ているものの、統計を取って分析したりはしていません。このアプリでは、深い睡眠がどれくらいあるかわかるようになっていたり、睡眠の評価をしてくれたり、使い切れていないいろいろな機能があります。こんなふうに、睡眠に関してはある程度意識しているので、近いうちに睡眠に関する本を読もうと思っていたのですが、今回やっと読むことができました。 内容について 3つのパートに分かれています。「頭がよくなる睡眠」と「生[…]
麦二郎
11ヶ月前

『サンドの女 三人屋』原田ひ香

No.1762 2023年4月5日読了 今月2冊目の読了本。連続して原田ひ香作品でした。シリーズ最初の『三人屋』では、三女の朝日が喫茶店、次女のまひるが讃岐うどん屋、長女の夜月がスナックを営んでいた。朝昼夜交代で、父親から譲り受けた店で。「シリーズ」と書いてしまったが、次回があるのかどうかは不明だったりする。この『サンドの女 三人屋』は、2021年2月に出版されていて、割と新しい。続編は今年かも知れないし、ずっと先かも知れないし、これで終わりかも知れない。 この本の中身 お店の経営形態は、ちょっと変わっていた。三女の朝日が就職したため、次女が朝から昼にかけてサンドイッチを販売しているという形態[…]
麦二郎
11ヶ月前

『アイビー・ハウス』原田ひ香

No.1761 2023年4月1日読了 初出は、2012年の『群像』。2013年に出版されているので、10年以上前の作品と言うことになる。今回読んだのは、講談社文庫。文庫本ではたまに見かけるが、カバーの上に新しいカバーが掛かっている。新しいカバーは、この物語に登場するふた組の夫婦、4人の人物の関係がイラストで描かれていて、物語の内容を示している。 内容 3階建ての一軒家には、蔦が絡まっていて、そこで暮らす4人の間では「アイビー・ハウス」と呼ばれている。1階は共同のスペース。2階が派遣プログラマーの一樹35歳と喫茶店アルバイトの未世子32歳の夫婦が暮らす場所。3階には、会社員の隆35歳とフリーラ[…]
麦二郎
12ヶ月前

『神さまのビオトープ』凪良ゆう

No.1760 2023年3月29日読了 凪良ゆうさんは、BL(ボーイズラブ)作品の作家としてデビューし沢山の著作があったが、一般文芸小説作品として2017年に、この作品を刊行された。本屋大賞の『流浪の月』を読み、『わたしの美しい庭』、『滅びの前のシャングリラ』と読んだのですが、過去の作品を読みたくなって、この本を読んだと言うわけです。最新刊は『汝、星のごとく』ですが、刊行された時に買いそびれたので、図書館本を予約しているところです。 独自の世界観があり、読み出したら引き込まれてしまいます。 この本の内容 この本の主人公は、鹿野うる波という女性。夫に事故で先立たれて、夫の幽霊と一緒に暮らしてい[…]
麦二郎
12ヶ月前