『能率手帳の流儀』野口晴巳

麦二郎
麦二郎

No.1651 2021年11月18日読了

記録によるとこの本を読んだのは、3回目です。
一部の読み返しのようなこともしていますので、それを考えると5回目くらいのイメージです。
何度も読みたくなるのは、手帳の基本的な部分について書かれているからだろうと思います。
手帳の書き方と言っても、能率手帳の写真と著者が実際に書いている写真が載っているわけではありません。あくまでもどんなふうに使えば良いか、そのヒントを与えてくれる本なのです。
著者の仕事上の経験なども書かれていますので、全部が全部直接手帳に関することではないですが、手帳とはそういうものなのだと言う気がします。

この本が主張する手帳の基本的な役割は、「書くこと、そして振り返り、考える」ツールだと言うことです。
振り返り考えることにより、昨日より今日が素晴らしい日になる。一歩ずつ前進できる。そういう主張ですが、そのとおりだと同感しています。
仕事上はいつも逆算方式でした。つまり目標を立てて、そこから逆算して日々何をするかを決めて行くやり方です。それが悪いとは思いませんが、違うやり方もあると、この本を読んで気付きました。
毎日の積み重ねにより、辿り着く先があると言う考え方です。

目標からの逆算的な生き方は、どこか急いでいる気がします。焦っている気がします。
自分が何をしたいかなんて、最初から明確になることは少ないとすれば、今立てた目標は本当に自分がやりたいことかどうか、はっきりしないわけです。
それよりも今やりたいことを積み上げて行くと、本当に自分がやりたいことに辿り着ける気がします。
そう言う意味で、この本に同感しているのです。

この本を読んだ後、『あと1年で人生が終わるとしたら?』という本を読みました。
1年もあるとは限らないのが人生で、もしかすると明日終わってしまうかも知れないと思いました。そうなると、やっぱり今しか無いのです。今、この時をしっかり生きること、その積み重ねが人生なんだろうと思いました。
なかなかできないことですが、今この時をていねいに生きよう、そう思ったのが『能率手帳の流儀』を読んで気付いたことの一番大事なことでした。

麦二郎
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