『”はかどる人”の整理思考』吉澤準特

麦二郎
麦二郎

No.1768 2023年4月30日読了

仕事は整理なんじゃないかと、経験則でそう思っていました。
なので、その考えを裏付けるようなタイトルだったので、この本がとても気になりました。
著者の名前には見覚えがあったのですが、調べてみると2020年11月に『仕事力に差がつく超整理術』という本を読んでいました。
検索してみて、本の表紙画像を見て、読んだことを思い出しました。
でも、内容はあまり覚えていません。

内容

この本は4つに分かれていて、思考とインプット、アウトプット、問題解決がそのテーマです。
それぞれに一つか二つのフレームワークが示されていて、その後にいくつかの事例をあげて、実際どのような手法なのかが解説されているという形式になっています。

フレームワークに関する本には、実に沢山のフレームワークが掲載されていたりして、どれを使って良いのか、迷うことが多いです。
この本はそれぞれのテーマに対して、概ね一つのフレームワークで対応されているので、迷うことはありません。多くても二つです。

フレームワークは、一つだけで一冊の本になるほどのものもありますので、その割には簡潔と言うか、端的と言うか、ページ数は多く割いていません。
具体的に言うと、最初の「思考」に関するフレームワークは、GTD(Getting Things Done)ですが、非常に簡略化されている感じがします。
GTDの本『はじめてのGTDストレスフリーの整理術』は400ページある本で、何度か読んだのですが、なかなか実行には至りません。
つまり厳密に実行しようとすると、挫折してしまいます。
最初に頭の中にあることを全て書き出すのですが、これを厳密にやろうとすると時間が非常にかかるので、なかなか実行できません。
しかし、この『”はかどる人”の整理思考』では、そんなに厳密にやらないようにと書かれていたりします。

他のフレームワークは、以下のとおりです。
インプットは、PAC思考(Premise Assumption Conclusion)というもので、アウトプットがPREP(Point Reason Example Point)とSCQ(Situation Complication Question)です。
最後の問題解決は、ピラミッドストラクチャーというフレームワークです。

これから…

実践してみたいのは、やはりGTDでしょうか。
そう言えば、『明日できる仕事は今日やるな』という本をもうすぐ読み始めます。
この本もタスクに関する本だと思うのですが、GTDとは少し違う手法のようです。
同種の本を複数読んで、自分に合っているものを選んでも良いのかなと思います。
実践してみたいフレームワークは、もう少し考えてから決めることにしたいと思います。

麦二郎

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