『集中できないのは、部屋のせい。』米田まりな

麦二郎
麦二郎

No.1601 2021年5月14日読了

物を全部出す→頻度別に分ける→収納場所を決める→使ったら元に戻す
この手法による片づけの本でした。
片づけ本は、多くのものが不要な物を「捨てる」ことに力点が置かれていますが、この本はどちらかと言うと、「収納」に力点がある気がします。
要するに「整理」よりも「整頓」寄りと言うことだと思います。

使う頻度別に分けるプロセスで、全く使う予定の無いものは当然処分と言うことになりますから、「捨てる」「処分する」プロセスが全く無いわけではありません。

収納ですが、一旦は安価に手に入る3段ボックスを使います。
最初に豪華な収納家具を買ってしまうと、その収納に合わせて片づけが進行します。
そうではなくて、頻度別に分けて収納したものが、頻度別に回転することを確認した上で、収納すべきところに収束して行くのですから、まずはこの本のプロセスを回すのが先なのです。
そういう意味では、この本のプロセスが回ることによって、捨てるものも増えて行くのかも知れません。

この本の最後には、一畳書斎のつくり方が書かれていて、これはとても面白いと思いました。
私の書斎もそのうちもっとコンパクトにまとまった形に片付けて行きたいと思います。
本棚に沢山ある本(積読本が多いので)を処分して、本棚を一回り小さくしたいと思っています。
ずっと何年も使ったことのないものは、やっぱり処分した方が良さそうです。
そっくりそのままこの本のメソッドを使うのではなく、一部取り入れた形で、自分なりの片づけ方法をかんがえてみたいと思います。

麦二郎

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