『OKUDAIRA BASE 春夏秋冬の暮らし方』奥平眞司

麦二郎
麦二郎
2024年1月1日

No.1726 2022年12月10日読了

この本には、「春夏秋冬の暮らし方:料理、手仕事、おもてなし、道具のデザイン。28歳、自分が心地いい仕事と生活」という長い副題が付いています。
この本の内容そのままを表していると思うのです。

著者の奥平さんが暮らしている古民家の内外の写真、収納の写真、料理の写真など写真が多い本です。
そういう写真からも伝わりますが、文章からも「ゆったりとした心地良い暮らし」が伝わってくる本で、落ち着いた気持ちで、ゆったりとした気持ちで読めた気がします。
「ていねいな暮らし」がそこにあって、とても好感を持ちつつ、そして羨ましさと憧れる気持ちで、ゆったりと読ませていただきました。

この本を買った理由は、「暮らしは楽しい」というまえがきの一言がキーワードでした。
家事というもの、つまり暮らしの色々は、結構面倒くさいものだと思います。
それを「楽しむ」という気持ちの本をぜひ読んでみたいと思ったのです。
そして「毎日は楽しい」とか、「仕事は楽しい」とか、そういう視点を持てたら良いなと思ったのです。

実際、仕事は面倒でストレスフルなものであることが多く、そう感じるのは自分が受け身になっているからではないかと思っています。
「仕事」という意味では、「家事」だって「仕事」のうちです。
受け身になるのではなく、「楽しむ」と能動的になれさえすれば、気持ちも暮らしも変わってくるのではないかというのが、僕の考えです。

料理のレシピが多い本だと思いました。
著者は料理が大好きなようです。
僕も料理には憧れます。ていねいに、ちょっとした手間をかけて、お酒のおつまみを作ってみたいと思ったりしています。
会社勤めを引退したら、料理にチャレンジしようと思っているのですが、それは単なる先送りでは無いか、ふとそう思いました。
きっと、この本から刺激を受けたせいです。

自分なりの「ていねいな暮らし」を実現したい、そんな刺激を受ける本でした。
まだ具体的にどうしたいという形は見えていませんが、ひとつずつ、少しずつ変えて行くことによって、自分なりの「ていねいな暮らし」は形になって行くのだろうと思います。
そういう気持ちになれる本を読みました。

奥平眞司さんは、暮らし系ユーチューバーです。
ネットで暮らし系ユーチューバーのランキングのような記事を見ましたが、奥平さんのチャンネルは、沢山のフォロワーと沢山の視聴数でした。
僕はあまりYouTubeは見ないのですが、暮らし系というジャンルもあることを、この本で知りました。
読んでみて良かったと思える本でした。
実際は、本になるのは2冊目のようですが、2冊目にして初めての出会いでした。

麦二郎

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