『お金の超基本』坂本綾子
No.1777 2023年5月26日読了
時々こういう本、広く浅く大全的な本、を読みたくなる。
雑誌のように買って手元に置いておくと、何だか安心して読まないまま放って置いたりする。
この本も長い間「積読本」だった。
いざ読んでみようとページを捲ると、関係無いことや関心のないことが結構多いことに気付く。
そういうページは思い切って読み飛ばした。
無理矢理字面だけ追いかけても、多分時間のムダだろう。
内容について
全部で7章に分かれている。
まず1章は、そもそもお金とは何かということが書かれている。
お金の機能から価値、生涯のマネープランまで。
2章は「稼ぐ」こと。
会社員の保障や給与・賞与の仕組み、退職時の手続、フリーランスのことなど。
3章は「納める」というテーマ。
税金のこと。年末調整や確定申告のこと。
4章は「貯める」がテーマ。
そもそもいくら貯めたら良いか。家計簿のつけ方、銀行の活用など。
5章が「使う」。
支払い方法やクレジットカードのこと、家計のこと、出産や子育てにかかる費用など。
住宅は買うのが得か、借りるのが得か。車の購入も。
6章は、「備える」ことがテーマ。
社会保障制度のことや年金、医療保険、介護保険など。
もしものときに備えることなど。
最後の7章が「増やす」、つまり投資のこと。
初級・中級から上級の投資に関すること。
債券、株式、投資信託、外貨預金、不動産、金など。
あるテーマについて深く知ろうとするなら、やはりそれに特化した本を読んだ方が良い。
それだけ広く浅く書かれている。
まずざっと読んで、深く知りたいテーマについては、専門的な本を読む、これがこの本の活用方法かも知れません。
人生のいろいろ場面でのお金に関することが書かれているので、なるべく若い時に読んだ方が良いかも知れません。
これから…
僕の場合は、やっぱり投資に関してもう少し勉強したい気がしています。
それなりに増やすことを考えてみたいと思いますが、儲けてやろうとか、そういう大それた気持ちはあまりありません。
家計も必要最低限と言うか、ミニマムな暮らしの中で、ある時は贅沢するみたいなのが理想です。
そういう観点の本も読んでみたいと思っています。