『飲まない生き方 ソバーキュリアス』ルビー・ウォリントン

麦二郎
麦二郎

No.1776 2023年5月24日読了

「ソバーキュリアス」という言葉は、初めて目にした言葉でした。
アルコールを飲まない大人を「ソバキュリアン」と言うそうです。
僕の場合は、コロナ禍以降は外で飲む機会はぐんと減りましたが、その分家で飲むことが増えて、意識して休肝日を週に数日作っています。
もちろんアルコール依存症と言う認識は無いですが、この本を読んでいると、もしかして依存症か、なんて思うこともありました。

内容

医学的に飲酒が身体に良くないことを説き、飲まない生き方を勧める本なのかなと思っていましたが、そうではありませんでした。
著者は医者ではなく、「ソバキュリ」ムーブメントを牽引されている方で、記者、編集者を経験された方なのです。「ソバーキュリアス」という言葉も彼女がつくったようです。

飲み過ぎて二日酔いになることは最悪だし、飲酒による判断能力の低下など、良くないことは沢山起きる。
飲酒によりハイになれると思うかもしれないが、素面でもハイになれる。
お酒を飲みながらコミュニケーションを取れると思っているかもしれないが、素面の方がよりコミュニケーションが取れることが、飲酒を止めることで分かってくる。
ランダムにごく一部だけ書くと、こんな感じだろうか。

読みながら自分のことを考えてみました。
何のために飲んでいるのだろうか、そう真剣に考えていると、あまり良く分からない。
ビールが美味しいと感じているから、ワインが、日本酒が美味しいから。
でも、美味しいと思わないで、惰性で飲んでいることもあります。確かに。
仕事が終わって、ほっと一息付くとか、ランチを食べに行って飲むとか、あまり大した目的とかは無い気がします。

これから…

この本を読んで、飲酒を止めようと思ったかと言うと、そうは思いませんでした。
そんなに大量に飲んでいるわけではなく、重い二日酔いにはなっていませんし。
ただ、酒量はコントロールしたいと、この本を読む前から考えてはいました。
僕の場合は、ずっと飲むために、身体を壊さない程度に飲みたいというのが、今のところの考えでしょうか。

確かに飲んで寝ると深くて質の良い睡眠は得られません。
気がついたら、だらだらと、惰性で飲んでいることもあります。
血糖値が高いのは、飲酒にも一因があるかも知れません。

飲むメリットは何でしょう。
これは良く分かっていません。
美味しいと思うのは、1杯目だけだったりします。ビールに限らず。
もしかすると、いずれは飲まない人になるかも知れません。

麦二郎

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