故郷の料理 “TOSA DINING おきゃく”@銀座

麦二郎
麦二郎

ゴールデンウィーク、5月5日に「たまには東京に行きたい」と言う奥さんのリクエストに応えて、銀座に出掛けました。
リモートワークで週に1,2回しか通勤しないと、普段通勤している東京に休日に行くのは億劫に感じてしまいます。
今回のゴールデンウィークは9連休だったのですが、我が家は犬猫が居るので、遠出はよっぽど前に準備しないとできません。
だいたいは近場に出掛けて美味しいものを食べることで満足していたのですが、東京はちょっとした小旅行のようで、楽しい一日でした。

“TOSA DINING おきゃく”について

銀座一丁目にある「まるごと高知」という高知県のアンテナショップのレストランが、「TOSA DINING おきゃく」です。
高知では家に人を呼んで宴会をすることを「おきゃく」と言うので、そこから来ている名称です。
丸ごと高知のホームページには、酒宴のことを「おきゃく」と言うと書かれています。

「まるごと高知」は1階にショップの「とさ市」があり、地下には高知の地酒を中心に販売している「とさ蔵」があります。
「TOSA DINING おきゃく」の席数は、74席もあって割と広いお店です。
個室も8人入れる部屋が2部屋あるようです。
お店の入口にあるエレベーターで2階に上がって、ドアが開くといきなりレストランになっています。
鰹のタタキを作っている厨房が正面にあり、ちょうど焼いているところに出くわしました。

鰹のタタキとお酒は欠かせない

いきなり土佐の地酒ではなく、ビールを注文しました。
すぐに出てきそうなおつまみも一緒に注文しました。

左上は「四方竹の田舎煮」で、下の大きな写真が「土佐の貝盛り合わせ」です。
「土佐の貝盛り合わせ」の左の2つがちゃんばら貝、右下の5つがまいご貝、小さなサザエはヒメサザエです。
やっぱりヒメサザエが一番美味しかったかな。
でも、高知の海辺で育った僕にとっては小さな貝も懐かしい味でした。

メインはやっぱりカツオのたたきです。
出てくるとすぐに奥さんがぱくり。写真を撮った時には7切れが6切れになっていました。
ネギと玉ネギと生姜が付いていました。それとぽん酢も。
ニンニクのスライスが無かったのが、とても残念でした。
やはりカツオのたたきと言えば、ニンニクのスライスが欲しい。

この後、僕はお皿にカツオを並べて、その上に奥さん用のネギと僕の方には玉ネギを載せ、生姜は全部に載せて、その上からぽん酢をかけました。
僕の実家ではそういう食べ方だったので、再現してみました。

最初に注文した地酒は、亀泉酒造の純米吟醸原酒CEL-24でした。
甘口なのですが、白ワインのような味わいで、何とも言えない味の美味しい日本酒です。
実はレストランに上がって来る前に、地下の「とさ蔵」でこのお酒を買おうかどうか散々迷って、結局「桂月」にしたのでしたが、「亀泉」はレストランで飲もうと思った上の選択でした。

この日は結構沢山食べた気がします。
柚子香る「ゆずたま」の出汁巻きが左上。右上は「はらんぼ」でカツオのお腹の部分です。
いろいろ迷ったのですが、辛口のお酒と言うことで、「超辛口土佐鶴(特別本醸造)」にしてみました。
高知に居た頃は、土佐鶴しか飲んでなかった気がします。
懐かしさと故郷を思う気持ちで、沢山食べ、沢山飲みました。

土佐料理と言うと高級店の「祢保希(ねぼけ)」などが有名ですが、こちらのお店の方が気楽に土佐料理を楽しめるお店です。
もちろん、美味しいお店です。
この次は、コースにして色々楽しもうかなと思っています。
「まるごと高知」があるのは、マロニエゲートの並びを東京駅方面へ少し歩いたところです。

麦二郎
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