『養老先生、病院へ行く』養老孟司・中川恵一

麦二郎
麦二郎

No.1606 2021年6月24日読了

専門は解剖学ではあるけれど、医師である養老先生が、医療と距離を置いている理由に興味がありました。
そして愛猫のまるが亡くなったことも綴られていること、養老先生自身の生死に関わる大病の話、この本を本屋さんで見かけた時、読んでみたいと思い迷わず買ったのです。

多分4年前くらいに、かなりのストレスを抱えて仕事をしていました。仕事の事情もあって、大酒を飲む機会も増え、その時の健康診断で引っかかりました。血糖値でした。
HbA1cの数値が範囲を割と大きくはみ出してしまって、医者へ行くように指示されました。糖尿病は怖い病気だということを知っていましたから、すぐに通院を始めました。まずは食べる物に気をつける生活を始めましたが、そうすると範囲ははみ出しているものの、それほど高い数値ではなくなり、今日に至っています。
でも、通院は続いています。範囲内になることもたまにあったのですが、今もまだ少し高い数値が続いています。0.5ポイント高いのです。これが大きいのか、小さいのか、私には良くわかりません。

こういうことなんだと思います。養老先生が医療と距離を置く理由は、そうなんだろうと思います。
統計的にこの数値だと、こういう治療をすべきと、個々人の属性に関わらずガイドラインが決まっている医療なんです。
その数値も時々変わります。もしかすると私がひっかかっている数値も変わるかも知れません。
そうなると、病人ではなくなるのです。
猫は今その時しかなく、人間は将来の時間のために医療の恩恵を受けるのです。

とても興味深く読みました。
どっちが正しいかということではなく、色々な考え方があるのです。
どちらかと言うと、私は医療と距離を置きたい方だと思います。

麦二郎
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