仕事術

『とにかく仕組み化』安藤広大

No.1814 2023年11月5日読了 『リーダーの仮面』と『数値化の鬼』とそしてこの本が3部作みたいです。読む順番を間違えたようで、『数値化の鬼』を先に読んだ方が良かったのかも知れません。『リーダーの仮面』が中間管理職向けで、この本はもっと上の経営者やトップ層向けの内容でした。読んでみてなるほどと思います。 最初に替えの利かない人よりも歯車になる方がトップ層になれる、と書かれています。これがちょっとびっくりだったのですが、読んでいるとその理由が良くわかりました。属人化と仕組みの違いのようです。属人化は会社として避けないと、その人が居なくなると仕事が回らなくなってしまいます。 この本も5つの[…]
麦二郎
3週間前

『リーダーの仮面』安藤広大

No.1812 2023年10月31日読了 最近の上司のあり方として、部下に寄り添う上司とか、背中を見せる上司とか、いろいろ耳にすることもあるけれど、それらを完全に否定している上司論の本でした。「否定」と言うのは正しくなくて、本来あるべき上司の姿を見た気がします。 空気を読むのではなく、言語化されたルールを作ること。確かにルールを示された方が、部下としてはやりやすくて、何だか言っていることが良く分からないという上司は居るものです。 友達のような上司ではなく、上下の立場からコミュニケーションする上司。組織の中で与えられている役割が違うのですから、当然上司の指示には従うべきです。 部下の利益がある[…]
麦二郎
先月

『ロギング仕事術』倉下忠憲

No.1807 2023年10月9日読了 シンプルで実行しやすく、身に付けやすい仕事術です。記録しながら仕事を進める仕事術の本です。章立ては5つ、プラスおまけの「クイックガイド」によって構成されています。第2章まで読めば、それなりに実行できる気がして、実際にやってみました。 この本が主張している3つの効用は、情報を後から利用でき、自分のホームポジションを取ることができ、自分に関する情報が生まれるということです。実際にちょっとやってみて一番に感じたことは、ホームポジションでした。仕事に集中しようとしていても、メールが届いたり、チャットが入ったりして、集中力は削がれます。そういう状態が非効率の元と[…]
麦二郎
先月

『55歳からやりたいことを全部やる時間術』臼井由妃

No.1798 2023年8月26日読了 この本は、タイトルがとても魅力的でした。やりたいことが全部やれそうな気がするからです。しかも、時間をうまく使えるようになれそうな気がします。そして若手社員対象ではなく、かなりベテラン社員対象なので、自分にも合っている気がします。 臼井由妃さんの本は、これで3冊目です。『やりたいことを全部やる時間術』と『やりたいことを全部やるメモ術』に続く3冊目です。きっと「やりたいことを全部やりたい」から惹かれるのだと思います。 さて、この本の内容ですが、実は純粋な「時間術」は、全部で5章ある中の最初の1章だけです。メールは頻繁にチェックしないで朝昼晩にするとか、CC[…]
麦二郎
3ヶ月前

『「すぐやる」よりはかどる!仕事を「短くやる」習慣』山本大平

No.1796 2023年8月11日読了 仕事を短時間で済ませたい、そんな願望がいつもあって、こういう本を見ると読みたくなります。仕事を短時間で済ませられる効率的なやり方が書かれている本、というイメージだったのですが、読んでみると若干期待値からは外れていた気がします。仕事を効率的にやるノウハウではなく、仕事に時間をかけないためのノウハウの方が多かった気がします。 42項目のコツが書かれている本なのですが、いくつか実践しようと思うことがありました。最もこれがと思ったことは、「1分で説明できる資料を作る」ことです。何の話、依頼内容、結論、論拠、補足という5項目で資料を作るということだったのですが、[…]
麦二郎
3ヶ月前

『ダンドリと予定の立て方』井出元子

No.1786 2023年7月2日読了 「ダンドリの立て方」などは、仕事術の基本中の基本なんですが、立ち止まって考えてみると、できていないことも多い気がします。ごくごく基本的なことというのは、実行することが結構難しいものです。基本的なことができたら、それはそれで素晴らしいことだと思います。当たり前のことを当たり前にやるということと共通しますね。 この本は、6つの章によって構成されています。第1章がダンドリの基本的なことが書かれています。ダンドリを6つのステップに分けて実行して行く手順です。ゴールの確認→タスクの洗い出し→手順の検討→所要時間の見積もり→スケジュール化→タスクの実行の6つのステッ[…]
麦二郎
5ヶ月前

『時間の超基本』二間瀬敏史/吉武麻子

No.1774 2023年5月19日読了 いつ買ったか忘れたくらい時間が経っています。長い間積読本になっていた本を、やっと読むことができました。長期間積読本になっている本は、残り4冊になりました。 時間は限られているので、特に仕事をして行く中で有効に使いたい気持ちが強いものの一つです。これまで沢山の時間術や仕事術の本を読みました。時間管理と言う意味では、手帳術も同じ部類に入る気がします。実に沢山の本を読み、全く学んでいないわけではないのですが、まだまだ勉強しないといけないと思うレベルです。 そんな意識があって、この本を買ったのでした。ただ、広く浅くみたいな本なので、なかなか読めませんでした。最[…]
麦二郎
6ヶ月前

『明日できる仕事は今日やるな』マーク・フォスター

No.1770 2023年5月3日読了 僕の本棚には、あと9冊の積読本がある。いつからそうなのか、覚えていないけれど、だいたい10冊以上の積読本が常にあって、新しく本を買うと、最近は新しいものから読むことが多く、この10冊の大半はかなり以前から積読本になっているものだ。これを今月末までに0にしたいと思っている。 この『明日できる仕事は今日やるな』は、比較的最近買った本だ。タイトルに惹かれて買ったものだけど、内容的には結構目から鱗だったりする。これこそが本当の時間管理術なのかも知れないと思った。 内容 第1部から第3部までの3部構成になっている。第1部は、「タイム・マネジメントの基本的考え方」と[…]
麦二郎
7ヶ月前

『”はかどる人”の整理思考』吉澤準特

No.1768 2023年4月30日読了 仕事は整理なんじゃないかと、経験則でそう思っていました。なので、その考えを裏付けるようなタイトルだったので、この本がとても気になりました。著者の名前には見覚えがあったのですが、調べてみると2020年11月に『仕事力に差がつく超整理術』という本を読んでいました。検索してみて、本の表紙画像を見て、読んだことを思い出しました。でも、内容はあまり覚えていません。 内容 この本は4つに分かれていて、思考とインプット、アウトプット、問題解決がそのテーマです。それぞれに一つか二つのフレームワークが示されていて、その後にいくつかの事例をあげて、実際どのような手法なのか[…]
麦二郎
7ヶ月前

『「すぐやる人」のビジネス手帳術』伊庭正康

No.1765 2023年4月12日読了 「すぐやる人」繋がりの本を連続で読みました。先延ばししがちな僕のような人と「すぐやる人」では、確かに手帳の活用度が違っているかも知れません。活用度は違っていても、活用方法とか手帳術にはあまり違いは無さそうな気がします。この本を一読してみたところ、「すぐやる人」がやっている手帳術に特化した本ではなさそうでした。 この本は結構オーソドックスな手帳の使い方を紹介している本で、他の手帳術と特別何かが違っているかと言うと、そういう部分はあまり見られませんでした。最後にFAQのようなページがあることが、僕にとっては他の手帳術の本との違いを感じる部分でした。 内容 […]
麦二郎
7ヶ月前

『図解 すぐやる人のノート術』塚本亮

No.1764 2023年4月10日読了 更新が滞ってしまっていました。4月に入って、仕事の方は徐々に落ち着きつつあるのですが、何となくブログの更新を怠ってしまった、そんな感じです。読んだ本のこともグルメネタも、その他いろいろ、更新できていなかったことを少しずつ書いて行きます。 塚本亮さんの本は、結構読んでいます。図解ではない『すぐやる人のノート術』も2018年に読んでいました。この本はその図解版なのですが、出版は2022年12月と割と新しい本でした。 内容 5つのノートの使い方が紹介されています。5つのノートを使い分けるのが、結構難しいのではないかと思うのですが、それぞれに役割が決められてい[…]
麦二郎
7ヶ月前

『時間最短化、成果最大化の法則』木下勝寿

No.1748 2023年2月19日読了 成果は、スキルよりも思考アルゴリズム(考え方のクセ)によって、何十倍にもなるという主張の本です。その思考アルゴリズムに関する45の法則が、5章立てで掲載されています。第1章はすぐやる人に始まり、順に目標達成する人、ノーミス人間、自分で考え行動する人、最後の第5章が成功者です。 法則と言っても特別感はありません。要するに当たり前のことを当たり前にやるという類のことが多い気がします。気になった法則をメモしておきました。 最初の「ピッパの法則」は、その場ですぐやるか、いつやるかをその場で決めるという考え方です。「後でじっくり考えない法則」は、要するにアイドリ[…]
麦二郎
9ヶ月前

『時間を「うまく使う人」と「追われる人」の習慣』滝井いずみ

No.1732 2023年1月3日読了 今年の読了本、第1号です。去年読んだ『24 TWENTY FOUR 今日1日に集中する力』に続く時間管理に関する本の2冊目です。3冊目は『YOUR TIME』という本で、今日読み始めました。 この本は二つのタイプの人を比べる形式で、時間をうまく使うためのノウハウについて書かれている本です。時々目にする形式の本ですが、当然「追われる人」が時間に追われる理由の詳細を書いた本ではありません。 そもそも時間を管理することができるというのは、幻想に過ぎないと思い始めています。なのでこの本は、飽くまでも時間を管理するノウハウではなく、「うまく使う」コツを伝えるものだ[…]
麦二郎
11ヶ月前

『92歳総務課長の教え』玉木泰子

No.1699 2022年7月11日読了 この本を本屋さんで見つけた時は、「すごいなあ」と思いました。92歳で総務課長をされているなんて、何て人だと思いました。いったい何十年働くのだと、恐れ入りました。僕にはとても無理だと思ったのですが、「すべての幸せがこの1冊に詰まっている!」というコピーにつられて、買ってしまったのでした。 忘れかけていた仕事の基本を思い出させてくれました。読んだ感想を1行にすると、これでしょう。新人サラリーマンが読むべき1冊かも知れません。新人教育もされているそうなので、きっとこの本のエッセンスを教えていらっしゃるのでしょう。思い出した基本を列挙します。 積小為大(小さな[…]
麦二郎
去年

『自分を変えるノート術』安田修

No.1667 2022年1月23日読了 忙しくて「考える時間がない」という発想をすることが、よくある気がします。この本では、こういう状態のことを「切れない斧で木を切ろうとしている」ことに例えています。木を切るためには、斧を研がなくてはいけないのです。つまり、「考える」ことが必要なのです。そして「考える」ために使うツールがノートなのです。 ノートの効果はざっくりまとめて一つ言うと、見える化をしてごちゃごちゃになった脳の中を整えることができるということです。やりたいことを全部書き出すからこそ、それらに優先順位を付けることができます。「時間がない」からと、ごく一部しか書き出すことをしなければ、本来[…]
麦二郎
去年

『仕事がうまくいく!絶対的な「1日」の習慣』山本武史

No.1661 2022年1月3日読了 仕事とプライベートとのバランスについても書かれていますが、主な部分は仕事に関するタイムマネジメントの本でした。理想的な1日を作って、それを続けるためのノウハウやタイムマネジメントや習慣化による時短テクニック、脳科学や心理学から見たタイムマネジメントのヒントなど、盛り沢山な内容でした。 読んでいて、タイムマネジメントの基本を思い出した気がします。この本を読んで、ぜひ試してみたり、実行してみたいと思ったのは、以下のようなことです。 理想の1日を作るための3ステップ(やるべきことの洗い出し、優先順位、スケジュール)目的意識を持つこと休日は能動的に休むこと人生を[…]
麦二郎
去年

『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』大平信孝

No.1659 2021年12月25日読了 似通った本を2冊連続読みました。決定的に違うのは、『面倒くさがりの自分がおもしろいほどやる気になる本』の方はタイトルにあるとおり、「やる気」を出す本ですが、この本は「やる気」に頼らない本です。どっちが良いのかどうかではなく、僕の思いに近いのは、「やる気」に頼らず実行力がある方でしょうか。「やる気」は波があると思いますので、出たり出なかったりするものだと思います。それに頼らないということは、波が無いのではないかと思うからです。 37のコツを全て実践するのは、不可能です。自分に合わないこともあります。或いは既にやっていることもあります。実践してみたいと思[…]
麦二郎
去年

『面倒くさがりの自分がおもしろいほどやる気になる本』内藤誼人

No.1658 2021年12月21日読了 こういう本を買って読みたくなるのですから、自分が「やる気がない」と思っていたのだと思います。残念ながら買ってすぐ読まなかったせいで、この本を読む前にスランプから脱していました。でも、好調が永遠に続くわけでもありませんから、この本を読んでおくことはいずれ近いうちに役立ちそうに思えます。 「やる気を出す」ためのヒントがいろいろ書かれている本です。「面倒くさく思う」から「やる気がなくなる」と著者は考えているのでしょう。「面倒くさくなくなる」ヒントが多く書かれている気がします。 これはやろうと思ったことの一部を列挙してみます。 ダンドリを大切にする面倒くさく[…]
麦二郎
去年
『仕事は準備が10割』山本直人

『仕事は準備が10割』山本直人

No.1596 2021年4月8日読了 「段取り八分」と言うのと同じ意味でしょうか。仕事で成果を出すための準備に関する本でした。そうだろうと思ったから、買ったのですが。買う時に想像していたのと違ったのは、準備力をアップするスキルについて書かれていたところでしょうか。 「準備力を強化する実践的思考スキル」として紹介されている4つの力について書かれている部分が、大きな割合を占めています。一つ目は、「構想力」です。仕事のゴールをイメージするものです。二つ目は、ゴールまでのプロセスを設計する「計画力」です。三つ目は、準備したことを確実なものとするための「対応力」です。四つ目は、想定とのギャップを埋める[…]
麦二郎
2年前