『とにかく仕組み化』安藤広大

麦二郎
麦二郎
2023年11月13日

No.1814 2023年11月5日読了

『リーダーの仮面』と『数値化の鬼』とそしてこの本が3部作みたいです。
読む順番を間違えたようで、『数値化の鬼』を先に読んだ方が良かったのかも知れません。
『リーダーの仮面』が中間管理職向けで、この本はもっと上の経営者やトップ層向けの内容でした。
読んでみてなるほどと思います。

最初に替えの利かない人よりも歯車になる方がトップ層になれる、と書かれています。
これがちょっとびっくりだったのですが、読んでいるとその理由が良くわかりました。
属人化と仕組みの違いのようです。
属人化は会社として避けないと、その人が居なくなると仕事が回らなくなってしまいます。

この本も5つのポイントがあります。
責任と権限の正しい線引きをすること。
明確な判断軸を持ち、厳しさを見せる人が「怖い人」であり、危機感が生まれます。
正しい比較による競争と平等な評価が大事だということ。
企業理念を意識して仕事をする、つまりどこに向かっているかを知っていること。
その企業理念に向かっているという進行感が大事だということ。
この5つです。

『リーダーの仮面』よりも難しく感じました。
多分僕がリーダーであっても、トップ層ではないからかも知れません。
でも、人を責めず、仕組みを責めるという考え方には、大いに同感できます。
やはり会社組織には、仕組み化が必要なんだと思います。
今まさにそういう仕事に取り組んでいるので、この本を読んでみたのです。
でも、この本はトップ層の思考法について書かれた本であって、どうやって仕組みを作るかに関する本では無かったことが、ちょっと残念でした。
僕のちょっとした勘違いなんですけど。

麦二郎

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