『残照の頂 続・山女日記』湊かなえ

No.1657 2021年12月16日読了 NHK BSのドラマでは、「山女日記」はシーズン3になっているのですね。ちょっと確認してみると、この『残照の頂』の一つの短編を少し変えたようなストーリーがありました。 湊かなえさんと言うと、「イヤミスの女王」と呼ばれているそうです。「イヤミス」というのは、読んだら嫌になるミステリーの略です。この「山女日記」シリーズは、そう言う意味では異色です。ほっこり系や爽やか系の話なんです。とは言え、さすがミステリー作家さんです。ちょっとした謎が描かれ、物語の最後にはその謎が分かります。謎と言っても、事件性のある謎ではなく、良くありそうな謎だったりします。 4つの[…]
麦二郎
2年前

やっぱり!マイスターシュテュック プラチナライン クラシック ボールペン

買うのは、「中止」に近い「保留」と言った舌の根も乾かぬうちに、買ってしまったんです。「中止」に近い「保留」にしたと言った、その2日後にポチってしまいました。そしてその2日後の日曜日に届きました。僕にとっては、モンブランは憧れの筆記具です。 某通販サイトのポイントが結構たまっていたのと、クリスマス商戦のためか割引幅が15%近くあったこと、そのため実質的な支出は定価の約半分だと、そんな理屈で買っちゃいました。ついにモンブラン沼に片足を突っ込んでしまった感じです。新たな目標は、万年筆となったわけです。頭の中では、その戦略がぐるぐる回っています。 さて開封です。分厚いService Guideと書かれ[…]
麦二郎
2年前

『元彼の遺言状』新川帆立

No.1656 2021年12月13日読了 自分を殺した犯人に財産を譲るという、あり得ない遺言状を残して亡くなった元彼。元カノの女性弁護士が、ひょんなことからそのことを知り、元彼の死や遺言状のナゾを追いかけるという物語。2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作のこの本は、著者のデビュー作です。ミステリーなので、ストーリーには直接触れないようにします。 著者の新川帆立さんは、ウィキペディアによれば、この小説の主人公と同じ弁護士をされていた方で、元プロの雀士だった方だとか。びっくりするような経歴の持ち主なのが驚きですが、その小説もなかなかの作品でした。テンポが良く、どんどん[…]
麦二郎
2年前

かけそば@巴屋駅前店(寒川)

休日は意識して歩くことにしています。運動不足解消のためです。昨日はウォーキングついでにランチで蕎麦を食べようということになり、さてどこの蕎麦屋さんに行くか、少し迷いました。距離的にやや遠い蕎麦屋を選ぶことにして、寒川駅前にある巴屋さんに行くことにしました。お店の存在は知っていましたが、入るのは初めてです。自宅から約2kmくらい。徒歩で30分はかからないでしょうから、ちょうど良い距離です。 入るとお客さんは1組だけだったので、お昼は何時までか聞いたら通し営業でした。先につまみと生ビールを注文して、お蕎麦は後で注文することにしました。 もつ煮込みと山芋をおつまみに生ビール(中)を飲みました。おつま[…]
麦二郎
2年前

マイスターシュテュック プラチナ クラシック ボールペン

昨日まで迷っていて、昨夜は買おうと思っていたのはモンブランのボールペンです。最初は短いモーツアルトに興味があったのですが、長さが10cm程度と短いので、それくらいに短くなった鉛筆を持ってみると、短すぎな気がしてきました。やっぱり買うなら、クラシックかなと、昨夜は決めていましたが、少し酔っていたので酔った勢いで買うのは我慢しました。 今朝になって、冷静さを取り戻し、持っているペリカンのボールペンとジェットストリームを取り出してみました。ペリカン純正のボールペンの書き味は悪くないのですが、滑らかさで言うとジェットストリームが好みなのです。世の中にはそういう方が多いようで、わざわざジェットストリーム[…]
麦二郎
2年前

モレスキン DailyDiary

2022年用のモレスキンのDailyDiaryです。ラージサイズ。2021年は普通のブルー系のモレスキンでしたが、来年はPEANUTSにしました。気分です。1日1ページ、日記のような、ただその時思い付いたことのような、そんな感じで書いてきました。たまに空白ページもあるのですが、白紙のまま終わっている部分はほとんどありません。 これまで書きためたもの。下から2017年、2018年、2019年、1年お休みして、2021年に復活しました。一番上が来年用です。きっと習慣になっていて、何らかの拍子で2020年分を飛ばしたら、翌年は書きたくなったものだと思います。読み返すことはありません。読み返していたら[…]
麦二郎
2年前

『炎環』永井路子

No.1655 2021年12月5日読了 鎌倉好きなので、NHKの来年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は観ようかなと思っています。原作は特に無いようなので、同時代の歴史小説を読んでみようと思い、この本を買ってみました。このジャンルはあまり読まないので、永井路子さん作品は初読みです。 大河ドラマに乗っかって、元々の装丁のカバーの上に新しいカバーが付けられていました。その頃のことを勉強して、そのうち受検しようと思っている「鎌倉検定1級」の受検勉強のつもりで読みましたが、さすが直木賞受賞作、とても面白かったです。 この本は4つのパートに分かれています。長編のうちの一編ではなく、短編でも無いと言うことで[…]
麦二郎
2年前

フランクリンプランナー1日1ページのリフィル

フランクリンプランナーは、1日2ページを使っていますが、右側のノート部分のページは空白が目立ちます。ふと、1日1ページのリフィルがあることを思い出しました。思い切って、1日1ページに変更することにしました。新年から変えようと決めました。確か木曜日の通勤の往路で、そう決めました。 1ページの左側はタスクを記入できるようになっています。緊急ではないけれど重要なことは、左上に記入します。それ以外は優先順位付けをした上で、タスク欄に記入します。前日の夜の時間を使って、翌日のタスクを決めることにしたいと思います。1ページの右側は時間軸に沿った予定の記入をする欄です。そしてページの下の部分には、スペースが[…]
麦二郎
2年前

Premium C.D. NOTEBOOK (紳士なノート)

急に思い付いて、朝の習慣になっているモーニングページ用のノートを日本ノート株式会社の「Premium C.D. NOTEBOOK」に統一することにしました。モーニングページとは、朝の時間に頭の中にあることを書き出すというもので、もうかれこれ5年くらいでしょうか、僕が続けている朝の習慣です。書きためたノートは沢山あって、その時時に気が向いたノートを選んでいたのですが、確かに「Premium C.D. NOTEBOOK」を使う頻度は高かったと思います。ちなみに書きためたノートは読み返すこともなく、処分しました。読み返すのが大変なくらいたまっていましたし、残すために書いているわけでもないので、思い切[…]
麦二郎
2年前

ロルバーン ポケット付メモ L

このサイズ感が堪らない。とても良い感じなのだ。12月から仕事用のノート(メモ)をロルバーンにすることにした。先日会社に近い文房具屋さんに立ち寄って、購入したもの。528円也。 実は先日プライベートで使うノートとして、ロルバーンのA5サイズを買ったばかりでした。それを会社用に回すことも考えたのですが、少々重いのでサイズを変えようと文房具屋さんに立ち寄ったのです。やっぱり、このLサイズがちょうど良さそうです。プライベート用もサイズを変えたいくらいですが、またまたノートのストックが増えてしまうので、熟考しています。カラーはブラックにしたのは、仕事用に合わせたつもりです。プライベート用だったら、もっと[…]
麦二郎
2年前

『すべてはノートからはじまる』倉下忠憲

No.1654 2021年12月1日読了 「ノート」とか「手帳」というキーワードに反応して、ついつい買ってしまうところがあります。この本もふと立ち寄った東京駅エキナカの本屋さんで見かけて、ついつい買ってしまったものです。その時の思いは、この本を読めば素晴らしいノート術を身に付けることができるか、素敵なノートを書き続けることができるようになるのではないかというものでした。 この本の副題は、「あなたの人生をひらく記録術」です。この本の言う「ノート」とは手帳やメモも含んでいますし、書き込みをした本自体も含めています。広い意味の「ノート」であり、「記録」なのです。 章立ては7章で、第1章は「人とノート[…]
麦二郎
2年前

竹にぎり@寿し康(茅ヶ崎)

茅ヶ崎駅と辻堂駅のほぼ真ん中辺りの旭が丘にある寿し康さんへ行って来ました。緊急事態宣言時にお寿司を食べたくなると、出前を取ったりしていたので、すっかりご無沙汰していたお店です。そんなに頻繁にお寿司を食べているわけではないので、緊急事態宣言やまん延防止措置の狭間に行きそびれていたりしたので、1年と1か月くらい行ってませんでした。そろそろお寿司屋さんで美味しいお寿司を食べたい、そんな話になり予約しました。後で気付いたのですが、この日(11月27日)は結婚記念日だったのでした。奥さんも忘れていたとのことでしたが。 飲み物はまずは生ビールで。このお店はハートランドです。いつものランチメニューを注文しま[…]
麦二郎
2年前

週末のストレス解消法

ずばり、それは丸の内の丸善で文房具や本を見ることです。もちろん、丸善でなくては駄目と言うわけではありませんが、そこそこ大きな本屋さんだったり、文房具店だったりすれば良いのです。特に本屋さんは僕にとっては、パワースポット(意味は少し異なるかも知れませんが)なんです。前向きになれる場所の一つなのです。 文房具を見に行った目的は、PLOTTERのリフィルを買うためです。あとは、クリップもあったら買おうを思っていました。おまけはLIFEのNOBLE REFILLでした。PLOTTERのA5のリフィルが無かったので、試しに使ってみようかと、LIFEのリフィルを買って来ました。 ロルバーンとか、カレンダー[…]
麦二郎
2年前

『三千円の使いかた』原田ひ香

No.1653 2021年11月25日読了 以前から本屋さんや読書メーターで目にしていた本で、一番読んでみたいものだと思っていた本を今日読了しました。第1話から第6話までの6つの短編で構成されています。 物語は祖母、母、娘二人と父という家族を中心に展開して行きます。それぞれの家族視点で物語が進んで行くのです。第1話は、IT関連会社に勤める末っ子が中心の物語です。タイトルになっている「三千円の使いかた」というタイトルです。「ひとは三千円の使いかたで人生が決まるよ」という祖母の言葉から始まります。象徴となっているのは、ティーポットです。ただ単に安い物を使うか、それともずっと使える高級な物を使うかと[…]
麦二郎
2年前

10月の野鳥

僕が野鳥の写真を撮るのは、ほとんどが休日の散歩の途中です。そのうち計画的に野鳥を見られる場所などに出掛けて行って、狙って写真を撮りたいと思っていますが、今のところはほとんど自宅近くの川辺を散歩して、野鳥を見かけると写真を撮っているだけです。そんな写真が結構沢山貯まっているので、整理がてら月別に振り返ってみることにしました。 モズを見かけ始めたのは、9月からのことです。秋になると平地にやって来るのか、頻繁に鳴き声を聞くようになります。だいたい木の一番高いところに止まって鳴くので、比較的見つけやすく、写真を撮りやすい野鳥です。 10月2日 モズ10月2日 モズ10月24日 モズ かなり遠くだったの[…]
麦二郎
2年前

寅そば&唐揚げ@中華そば寅(寒川)

ひまわり畑を見に行ったついでに、行って来ました。中華そば寅。出掛ける前から行こうと思っていたわけではないですが、実はこちらがメインだったかも知れません。ひまわり畑を観た後で、さてどこでお昼を食べようかと奥さんと相談した結果、前に行ったことのある中華そば寅に行くことにしました。奥さん曰く、中華そばよりもアジフライが有名だとか。 こちらがアジフライです。想像したのよりも少し小さかったですが、奥さんが注文したのを一口いただきました。美味しかったです。ラーメンにこの一品をプラスすると+298円(税込)なのです。ちなみに寅そば(醤油味)は、税抜き380円で、税込で418円。税抜き価格がこのお店の看板に大[…]
麦二郎
2年前

寒川冬のひまわり

寒川神社の近くのひまわり畑へ、散歩がてら行って来ました。休みの日お天気が良ければ、1日1万歩以上歩こうと思っています。寒川神社辺りまでだと、自宅から往復で1万歩を越えるのです。 ちょうど寒川冬のひまわり見学会イベントというのが開催されていて、寒川の名産品やひまわりグッズなどを販売するお店が出ていました。種を蒔いた時期によって、もう終わっているひまわりもありましたが、沢山のひまわりが咲いていました。北海道とか、夏のひまわり畑と比べると規模は小さくこぢんまりとした感じですが、冬のひまわりは珍しいのではないでしょうか。 寒川町と言えば、来年のNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の一人、梶原景時の館が[…]
麦二郎
2年前

川海老唐揚げ&天ざる@東風園(寒川)

このお店を訪れたのは、11月14日(日)のことでした。余談ですが、2011年頃からたまっている写真を振り返ってみると、外食時の写真が沢山残っています。少しずつ振り返って、このブログに記録しておきたいと思います。 僕たち夫婦は呑兵衛夫婦なので、ランチでもお酒は欠かせません。なので、駅の近くか徒歩圏内のお店しか行きません。どうしても行きたい時には、バスも利用しますけど。このお店は自宅から徒歩圏内です。ちょっと遠いのですが、「食後の散歩ができる」くらいの気持ちで行きます。昼間なので、それほど沢山は飲みませんので、歩いて帰ることができるのです。 ここのちょっとしたおつまみと言うと、この川海老の唐揚げ。[…]
麦二郎
2年前

棒餃子&担々麺@茅ヶ崎ひだまり食堂(茅ヶ崎)

有給休暇を取った11月15日に行ってきました。 実はこの日は別のお店に行ったのでした。茅ヶ崎駅から徒歩5分くらいのところにある「モキチ・フーズガーデン」です。14時前頃に行ってみると、まだ6組くらい待っていて、お店の人からもしかするとラストオーダーに間に合わないかも知れないと言われてしまい、諦めて別のお店に行くことにしたのです。時間が時間だったので、間に合わないところも多く、やっと見つけたのがこの「ひだまり食堂」でした。久々の訪問です。 「ひだまり食堂」はその名のとおり、町の食堂のような気取らないお店です。一人でお昼を食べているお客さんが1組居ました。そろそろ閉店時間でしたので。このお店が家の[…]
麦二郎
2年前

『もしあと1年で人生が終わるとしたら?』小澤竹俊

No.1652 2021年11月21日読了 命には限りがあると知っているのですが、常に忘れがちなことです。忘れていないとやってられない面もあるかも知れませんし、そういうものかも知れません。人生に限りがある、いつか終わりが来るということを意識していれば、日々は充実するのではないかと思う面もありますが、常に意識できないところには何らかの理由があるのかも知れません。 この本は、2017年1月刊行の『2800人を看取った医師が教える人生の意味が見つかるノート』を大幅に加筆・再編集したもののようだ。『2800人を看取った医師が教える人生の意味が見つかるノート』は、書き込む形式のもののようだから、この本は[…]
麦二郎
2年前