『街とその不確かな壁』村上春樹

No.1766 2023年4月26日読了

村上春樹さんの久々の長編小説が出ることを、その直前に知り、Amazonで予約していました。
そして、発売日当日に届き、その翌日頃から読み始めました。

村上春樹さんの小説は全部読んでいるわけではないです。
いわゆるハルキストではないのですが、最近は新刊が出ると読んでいます。
たぶん、2013年頃の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』あたりからでしょうか。
この『街とその不確かな壁』が6年振りとかですから、新刊が出るとと言うのが適切かどうかは自信がありませんが。

過去にも新刊が出て、単行本を買ったものの、読まずに挫折したものもいくつかあります。
濃密だから、読むのに時間がかかるのです。

内容

ネタバレになってしまうので、ストーリーとか直接触れません。
珍しくこの本には著者の「あとがき」があるのですが、『文學界』の1980年9月号で発表され、出版されていない『街と、その不確かな壁』が元になっているようです。
同じように、1985年に出版された『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』も、同様に『街と、その不確かな壁』が元になっているようです。
『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』は、2014年に読んでいるのですが、良く覚えていません。
でも、この『街とその不確かな壁』を読んでいて、どこかで読んだことがあるのではないかと思った部分がありました。
きっと『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』だったのでしょう。
もう一度読んでみたくなりました。

最初は『ノルウェーの森』を読んでいるかのような印象を受けました。
三部構成なんですが、第二部はちょっと変わります。
第二部はどの作品に印象が近いかは、良くわかりません。

読んでいて、ふと気付くと本を読んでいる自分を、別の自分がどこかから見ているような感覚を覚えました。
或いは、本を読んでいる自分が本当の自分ではないかも知れないと思うような、そんな感覚です。
これはきっと、村上春樹の世界観、村上春樹ワールドに引き込まれた証拠なんだと思います。
ほんの、ちょっとした、この本の内容に関する印象です。

これから…

『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』を再読するか、それともまだ読んでいない作品を読むか。
もっともっと村上春樹ワールドを堪能したくなりました。
読むのには時間がかかりますが、そのうちきっと読むと思います。

余談ですが、今10冊弱の積読本を抱えています。
これを来月中には片づけたいと思っています。
そしてその次の月に読む本を、一気に大人買いしたいと思っています。
僕の細やかな楽しみの一つです。

麦二郎

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