月: 2023年3月

『明日も一日きみを見てる』角田光代

No.1759 2023年3月27日読了 角田光代さんのエッセイは、面白くて大好きなのだ。その上、猫の話となると、我が家にも猫がいるので、「うんうん、うちのもそうだ」なんて、かなり親近感を持って読むから、なおさら面白くなる。結局、この本、一気読みしてしまいました。これまでの角田さんの猫のエッセイは、全部読んでいることは言うまでもありません。 この本の内容 フォトエッセイなので、結構写真も多いです。主役のトトちゃんだけでなく、角田さんちを訪れる猫の写真も載っています。 エッセイは、24話と言うか、24作と言うか、掲載されています。猫タワーの話や虫を捕る話、脱走、動物病院での絶叫、キャットフードな[…]
麦二郎
2ヶ月前

『よはく手帳術』miyu

No.1758 2023年3月26日読了 仕事が忙しいと、時間があっても、本を読む心のゆとりを無くしてしまいます。少しずつ読んでいて、読みかけの本が2冊あったのですが、昨日買ったこの本を先に読み終えてしまいました。写真が多い本なので、読むのに1時間とちょっとくらいしかかかりませんでした。今月の7冊目で、目標まであと3冊になります。 この本の内容 『よはく手帳術』なので、「余白の美」を追究した手帳術、つまり余白を残してすっきり書く方法なのかなと思いましたが、本屋さんで実際にページを捲ってみると違っていました。違うことを知りながら、「手帳術」というキーワードに惹かれて、買って読むことにしました。 […]
麦二郎
2ヶ月前

ユニボール ワン P

三菱鉛筆のゲルインクボールペンのユニボールに、新しい製品が発売されていることを知ったのは、Instagramだったと思います。一目見て、これは何だか持ちやすそうなボールペンではないかと思い、1本買ってみることにしました。小さな手帳に良く似合うサイズ感でした。 ユニボール ワン Fもそうでしたが、軸の色がいろいろあって、インクの色は全て黒だったりします。ユニボール ワン Pの軸の色は、ももとコーヒー、みかん、はっか、ソーダ、バナナ、ヨーグルト、ぶどうの全8色です。前から5つは、ボール径が0.38mmで、後の3つは0.5mmです。ブラック系の色があればそれにしたでしょうが、無かったので白っぽいヨー[…]
麦二郎
2ヶ月前

断捨離始め

昨日は、「一粒万倍日」と「天赦日」と「寅の日」が重なる日でした。これまで意識したことは無いのですが、たまたまそういう日だということ、新しいことを始めたり、新しい財布を使い始めるのに良い日と聞いて、始めてみました。「断捨離」です。財布は間に合わないので、何か新しいことを始めようと思い、「断捨離」に決めました。 文房具好きで、特に筆記具やノート好きな僕の身の回りには、沢山のペンやノートがあります。ノートは長い時間をかければ、いつか使うだろうと思いますが、ペンは同じようなものが沢山あっても、結局使わないでインクが出なくなったりして処分することになってしまいます。 そこで同種のペン、例えば「ドクターグ[…]
麦二郎
2ヶ月前

『ギリギリ』原田ひ香

No.1757 2023年3月19日読了 3日前に読み終えた本のことを、まだ書いていなかったことに気付いたので、書いておくことにします。このところ結構沢山読んでいる原田ひ香さんの作品です。この本は文庫本ですが、2018年11月に出版されているので、結構古い作品です。単行本としては、2015年なので8年前の作品ということになります。 この本の内容 夫を亡くした瞳さんと、再婚相手の同級生の健児さん、そして亡くした夫の母の静江さん、この3人の視点で描かれている物語です。ちょっと微妙な関係です。再婚相手の健児さんと、前夫の母親の静江さんが結構仲が良かったりするのですから。 かと言って、ほんわかとした温[…]
麦二郎
2ヶ月前

『しごとのきほん くらしのきほん 100』松浦弥太郎

No.1756 2023年3月16日読了 松浦弥太郎さんの本はいろいろ読んでいますが、この本と同じ形式、つまり松浦弥太郎さんの「基本」を書いた本は、『100の基本』という本を2014年の夏頃に読んでいます。その本の続編みたいな本ですが、松浦弥太郎さんが『暮らしの手帖』を作られていた頃、ノートに書きためていた「自分のきほんとして大切にすべきこと」をまとめたのが、この本のようです。 「きほん」って何だろうと読みながら考えていましたが、言い換えると「軸」ではないかと考えていました。自分の考え方や行動の「軸」となることが、この本で言う「きほん」なのだと思います。 僕の場合は、あまり「こだわり」の無い方[…]
麦二郎
2ヶ月前

『一橋桐子(76)の犯罪日記』原田ひ香

No.1755 2023年3月14日読了 読書の楽しみは、「面白かった」「良かった」「感動した」などと思える本と出会うことができるところでしょうか。重厚長大なテーマだけが感動的なわけではなく、ユーモラスな作品だけが面白いと思うわけでなく、感じることはそれぞれ複雑なのですが、いずれにしても「読んで良かった」と思える本に出会えることは、とても嬉しいことです。 この本は、久々のヒットです。読者としての立場から見たヒット作なのです。このところ原田ひ香作品で文庫本になった本を買い漁っている感じですが、ますますいろいろ読んでみたくなる本でした。 この本の内容 主人公は76歳ですから、そこそこの高齢者。血の[…]
麦二郎
2ヶ月前

『ワンダーランド急行』荻原浩

No.1754 2023年3月13日読了 荻原浩さんの本は、新刊が出るとすぐに買って読むことにしています。奥さんも好きな作家なので、二人で交代で読むので、経済的かも知れません。前に読んだのは巨大カマキリが出てくる『楽園の真下』で、2021年の夏でしたから、かなり久々の荻原浩作品です。長編で、400ページ超の分厚い本です。 この本の内容 ある朝、主人公は通勤とは逆方向の電車に乗ってしまいます。そこから始まる異世界(ワンダーランド)の旅というのが、この本の内容です。良くありそうなお話だと思います。良くありそうなのは、通勤とは逆方向の電車に乗りたくなることです。現実からの逃避でしょうか。 この物語は[…]
麦二郎
2ヶ月前

『ゆうべの食卓』角田光代

No.1753 2023年3月4日読了 読書メーターに登録した読んだ本の著者ナンバー1が、実は角田光代さんです。読んだ本の数は、68冊とダントツのトップです。第2位は伊坂幸太郎さん、40冊。第3位が、荻原浩さんで、33冊と続きます。 角田光代さんは、初期の何作か読んでないものがあるものの、出版された本のほとんどを読んでいます。ただ、最近の作品は読めてなくて、この『ゆうべの食卓』はかなり久しぶりに読んだ作品です。 この本の内容 雑誌「オレンジページ」の2020年7月2日号から2023年2月17日号に連載された短編小説を集めたものです。3つの短編で1つの物語という形になっています。物語は11収録さ[…]
麦二郎
2ヶ月前

『ランチ酒 今日もまんぷく』原田ひ香

No.1752 2023年3月1日読了 仕事が忙しかったせいか、ずっとブログを更新できませんでした。書いた日と読んだ日が、あまりにもかけ離れてしまうので、投稿日付を調整しておくことにします。 原田ひ香さんの小説をいくつか読んできましたが、今や気になる作家さんの一人です。過去1年間に読んだ本の著者のナンバー1です。読書メーターに登録している本の全期間で言うと、まだまだですが、7冊も読んでいます。今年はもっと読むだろう作家さんです。 この本の内容 ストーリーには触れませんが、短編でありながら、お話は繋がっています。なので、「ランチ酒シリーズ」の2作目を読んで、すぐにこの3作目を読みたくなったのです[…]
麦二郎
3ヶ月前