『新版 正しい家計管理』林總

麦二郎
麦二郎

No.1729 2022年12月18日読了

本屋さんに並んでいるのを見て、この本の装丁にひかれました。
もちろん、それだけではなく、どんぶり勘定の我が家の家計をきちんと管理しないといけないという思いもありました。

家計簿をきっちりつけて、節約して、お金を貯めて行く、そんな家計管理の本ではありません。
家計簿はつけないのです。

「はじめに」には、他の家計管理の本と一線を画している点が二つ書かれています。
一つめは、「節約ではなく、価値あるものにお金をつかう」という考え方が土台になっている点。
二つめは、「削るのではなく、価値をゼロから作り上げる」という点。つまり、見栄や流行、思い込みに踊らされないということのようです。

ほんとうに、家計簿をつける場面は出てきません。
でも、家計の実態を知るところから始めないといけないので、我が家のような「どんぶり勘定」の家計だと、まず家計簿をつけなくては実態を知ることができません。

実態を知ったら、管理不能支出と管理可能支出に分けます。
乱暴に言うと、何もしなくても毎月のように支出されるものが管理不能で、そうでないものが管理可能です。
そしてそれに基づいて、予算を立てます。
予算を立てる時に、これは譲れないという支出、つまり「価値あるものにお金を使う」ことは守ります。
そうでないもので、管理不能支出になっているものは、やめることを考え、予算調整します。

クレジットカードは使わないのがベストだそうです。
電子マネーも同様です。
こういう話は良く聴きますが、社会がキャッシュレスに向かっている中、実行はちょっと難しいかなと思いました。
銀行口座を二つに分けるのも、今から手続をすることを考えると、結構面倒です。
このあたりは、自分流にアレンジできないかなと思いました。

もう一度ポイントを再読しながら、自分流を考えてみることにします。

麦二郎

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