『名医が教える 飲酒の科学』葉石かおり
No.1721 2022年11月19日読了
お酒の健康への影響についての名医の見解を集めた本です。
予め想定していたとおり、健康に良い内容がある筈がありません。
章立ては、7つです。
第1章は、「酒の強さ」や「酔っ払うという状態」、「二日酔い」、「適量」、「γ-GDP」などの科学的な根拠など。
第2章は、飲み方に関することや歳を取ると弱くなるのかなど。
第3章は、がんのリスクとお酒について。
第4章は、胃酸逆流について。著者が患っているということ。
第5章が、お酒を飲むと太るのかどうか。やっぱり太るのでしょうね。
第6章が、免疫との関係。コロナ予防との関係も。
最後に第7章は、依存症について。
幅広く健康とお酒に関して書かれている本で、非常に参考になるのですが、お酒には良いところは無いというのが結論かも知れません。
唯一印象に残ったのは、お酒を飲む人は風邪をひかないという実証実験結果です。
これだけはお酒を飲まない人よりも良い点かも知れません。
要するにこれだけだったら、飲まない方が健康に良いということなんです。
お酒をやめるか、減らさざるを得ないという気持ちになる本で、実際に大酒呑みだった著者も量は減らしたようです。
どうするかは決めていませんが、気持ちは減らそうと思っています。