『スモールワールズ』一穂ミチ

麦二郎
麦二郎

No.1622 2021年8月4日読了

このところビジネス本中心の読書でしたが、この前に久しぶりに小説を読んで、小説が読みたくなりました。
本屋さんで見かけて気になっていたこの『スモールワールズ』を読むことにしました。
読み始めたのは、昨日から。通勤の往復で読みました。

6つの短編によって構成されている短編集です。6つの話は別々の話です。
ある夫婦と少年の話に始まり、姉弟、母と娘の家族、加害者と被害者の妹、父と子、先輩と後輩の6つの物語です。
それぞれにとても面白く、面白さはそれぞれ違っていて、中にはいろんな意味で怖い話もあります。
心温まる話もあれば、ミステリアスな物語もあり、それぞれが違った味わいのある短編です。

これまで読んだことのある短編集とは、ちょっと違っている感じがしました。
何よりも面白く、次へ次へとページを捲りたくなります。
もしも休日の朝から読んでいたら、1日で一気読みしていたでしょう。
久々に面白い本に出会えました。

麦二郎

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