『ロギング仕事術』倉下忠憲
No.1807 2023年10月9日読了
シンプルで実行しやすく、身に付けやすい仕事術です。
記録しながら仕事を進める仕事術の本です。
章立ては5つ、プラスおまけの「クイックガイド」によって構成されています。
第2章まで読めば、それなりに実行できる気がして、実際にやってみました。
この本が主張している3つの効用は、情報を後から利用でき、自分のホームポジションを取ることができ、自分に関する情報が生まれるということです。
実際にちょっとやってみて一番に感じたことは、ホームポジションでした。
仕事に集中しようとしていても、メールが届いたり、チャットが入ったりして、集中力は削がれます。
そういう状態が非効率の元となるので、嫌っていたのですが、「ロギング仕事術」をやっていると、一瞬注意は削がれますが、すぐに自分が集中していたことに戻ることができるのです。
集中して仕事をするためには、とても良い仕事術だということを実感しました。
第1章は、そもそも「ロギング仕事術」とはどういうものかという導入部分です。
第2章は、具体的にどうやれば良いかについて。
第3章は、この「ロギング仕事術」の一番の目的が「考える」ことなので、この本のメインと言うべき内容が書かれています。
振り返りの重要性も説かれています。
第4章は、応用編です。会議のログやアイデアログの書き方など。
第5章は、「ロギング仕事術」の総括のような内容で、第1章と同じく「ロギング仕事術」とは何かを繰り返し説いているようです。
おまけの「クイックガイド」は、まとめ的な内容です。
構えることなくすぐに始めてみるのが良い。
好きなことだけ書けば良い。
面倒だと思ったことは書かない。
すべてを完璧にロギングしようとしない。
記録を限定的な範囲に留めようとしない。
定期的にフレームは見直した方が良い。
これがまとめです。
とてもわかりやすく、本当にシンプルなやり方だと思いました。
しばらく実践してみたいと思います。