日: 2023年6月17日

『永遠と横道世之介(下)』吉田修一

No.1784 2023年6月17日読了 吉祥寺のかなり南にある下宿「ドーミー吉祥寺の南」を舞台として、横道世之介の3月から8月にかけてのなんでもない一日が綴られる。『横道世之介』を読んだ時には、続編があるとは思ってもいなかった。思ってもいなかった『続横道世之介』を読んで、まさか次があるとは思ってもいなかった。そんな思ってもいなかった3作目の「横道世之介」は、何と上下巻に分かれる長編小説だった。その『永遠と横道世之介』の下巻は、3日間であっと言う間に読み終えたのでした。 内容 『永遠と横道世之介(上)』は、残暑の9月から秋、冬を迎え冬真っ盛りの2月までの「なんでもない一日」を描いていた。この下[…]
麦二郎
10ヶ月前