京都の旅〜7月29日 清水寺と三十三間堂

京都の旅最終日は、ちょっと迷っていました。
最初は京都の町が一望できると言う「将軍塚」へ行ってみようかなと思っていました。
「そうだ京都、行こう」のCMで流れていた「建仁寺」にも行ってみたいし、「高台寺」はどうか。
なんていろいろ考えた挙げ句に、欲張るのは止めようと言うことで、京都へ行くと常に訪れる「清水寺」に落ち着きました。

ホテルのクロークで荷物を預け、京都駅前のラウンジに運んでもらうよう手配しました。
これはとても便利です。このサービスが無ければ、一旦京都駅まで行き、京都駅で荷物をコインロッカーに入れて、京都駅からスタートと言うことになります。

ホテルからタクシーに乗り、二寧坂近くで停めてもらい、産寧坂を通り清水寺まで歩きました。
この日はとても暑くて、坂道を上って来たので、どこかでひと休みしたいと、喫茶店を探したのですが、まだ時間が早いせいか空いているお店が見つかりませんでした。
仕方が無いので、お土産物屋さんの中にある喫茶コーナーでひと休みすることにしました。

朝から生八つ橋を二つも食べて、おまけに奥さんの分を分けてもらって、三つもぺろりと食べてしまいました。
久々に食べると、結構美味しいなと思ってしまいました。
元々餡子が好きなので、想定内なのですが。

甘い物で元気を付けて、やって来ました。清水寺です。
振り返るとあまり写真を撮っていない気がします。
この仁王門をくぐったところにある随求堂で、大随求菩薩の胎内めぐりをしました。
真っ暗な地下室へ降り、壁に張り巡らされた大数珠だけを頼りに真っ暗な闇の中を歩きます。途中にほのかな灯りがあり、そこにある大きな石に触れたら、一つだけ願い事をします。
本当に真っ暗でした。何も見えないくらいの真っ暗な状態を経験したことは無いので、怖いくらいでしたが、それが新鮮な体験のように思えました。

清水の舞台にも立ちましたが、離れたところから見るのが良いです。
トップの写真には、京都駅前の京都タワーが写っています。
京都の町を眺めることができるロケーションと言うのも、人気の理由かも知れません。
二寧坂から産寧坂辺りの京都らしい雰囲気が、とても良いと思いますし、お土産物屋さんが並ぶ参道も、清水寺ならではのものです。
京都に来ると必ずと言って良いほど、立ち寄りたくなるのは、そういうところが理由なのかも知れません。

清水寺の参道を下って、東山五条の交差点まで出ました。
京都国立博物館に行ってみようと思っていました。お昼の予約時刻までは、まだたっぷり時間がありました。
仏像を見たかったと言うこともあり、時間があれば三十三間堂にも立ち寄るつもりでした。
当日決めたようなコースだったので、誤算がありました。
何と、京都国立博物館が休館日だったのです。
三十三間堂で仏像をじっくり見ることにしました。

三十三間堂を訪れたのは、久しぶりのことです。
やはり千手観音坐像と千体千手観音像は、圧巻でした。
千体千手観音像の前の風神雷神と二十八部衆像も素晴らしい。
三十三間堂でないと見られない仏像群です。
たっぷり1時間以上過ごして、昼食の予約をしていたお店へ向かいました。
ここからは徒歩で行ける距離になっていました。

麦二郎

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