京都の旅〜7月28日 今宮神社とあぶり餅
何故か京都に行くと、立ち寄りたくなる今宮神社です。
今宮神社は、何とその起源は平安遷都以前のようです。さすが京都だけあって、いろいろな歴史があって、今宮社という名前になったのが、1001年頃らしいのです。
元々は疫病を鎮めるための神社だったようです。
いろいろな歴史について書いていると、なかなか終わらないので、端折ります。
徳川綱吉の生母桂昌院は、西陣の八百屋に生まれ、今宮神社の再興にも力を尽くしたそうです。境内には、桂昌院のレリーフがあったりします。
で、コロナ禍を鎮めたいと思ってお詣りに来たわけではなく、桂昌院に興味があったわけでもなく、これを言ってしまうと今宮神社の神様に失礼かと思いますが、本当のことを言うと、これを食べたくてわざわざ立ち寄りました。
神社は参道も長く続き、境内も広くて、とても立派な神社です。
いろいろ語るまでもなく、下の写真をご覧になったとおりです。
そして、この神社の東側へ行ったところに、お店が2軒向かい合っています。
「かざりや」さんと「いち和」さんです。
実は、ここのどちらのお店でも良いので、「あぶり餅」を食べたかったのでした。
前に入ったのは、多分「かざりや」さんだったと思うので、今回は「いち和」さんに入りました。
「いち和」さんは、何と創業が1000年(天保2年)だそうですから、すごい歴史です。
どんなお餅かと言うと、親指くらいの大きさに千切って細い竹串に刺して炭火であぶったものです。
お餅にはきな粉がまぶしてあり、仕上げに何とも絶妙な甘さの特製のタレが絡めてあります。
1皿13本入りが一人前です。13本も多いと思うかも知れませんが、これくらいはぺろりと行けます。2人前から3人前までは行けそうな美味しさなのです。
僕たちは1人前ずつにしたのですが、他のお客さんはもっと注文していました。
今思い出しても、このお餅を食べに行きたくなるくらいです。
このお餅も疫病よけなのです。だから、コロナ禍にはふさわしいと、勝手なことを思っています。