『地球星人』村田沙耶香

麦二郎
麦二郎

No.1681 2022年3月5日読了

昨日残り70ページくらいまで読み終えていて、今朝少し読もうかなと思いページを捲っていたら、一気に最後まで読んでしまいました。
「読んでしまった」というのが本当のところなのです。そういう本だったと思います。

始まりは普通だったかも知れません。いや、ちょっとどこかに違和感を感じていたかも知れません。
小学生の女の子が主人公で、お盆に親戚が祖父母の家に集まります。女の子はいとこの少年に恋心を抱いています。
ページを捲って行くに従って、違和感は大きくなり、何だか怪しい雰囲気を感じてきます。
途中で突然主人公が大人になっている場面へチェンジします。その印象が記憶に残っています。唐突な感じだったのですが、そこからは一気に村田沙耶香ワールドが展開して行きます。
途中からは怖い物見たさにページを捲ります。止まりません。

食べ物に「あたる」と言いますが、この本は「あたり」ます。
とても怖い物語です。その凄惨さと言う意味ではなく、この物語が読者に突きつけてくるものが怖い気がします。
常識が常識でなくなる怖さとでも言うか、そんなものです。

この本は中毒になりそうです。
村田沙耶香さん作品は、中毒になりそうです。
時間が経ってくると、別の作品を読みたくなる気がします。
でも、決して連続して読まないようにしたいと思っています。

麦二郎
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