初めての「天ぷら ひろみ」(鎌倉)

麦二郎
麦二郎
2023年10月4日

訪れたのは、去年の11月下旬のことでした。
今日は新年2日目なのですが、去年書きそびれていたグルメ記事を、少しずつ書きます。

鎌倉の「天ぷら ひろみ」さんは、一度は行ってみたかった天ぷら屋さんです。
あの小津安二郎さんや小林秀雄さんが通っていた名店と言うことです。

実は、何度かチャレンジしようとした記憶があります。
その度に2階のお店に続く階段の行列に気後れして、諦めていたのです。
でも、この日それが勘違いと言うことが分かりました。

あの行列は、別のお店(うどん屋さん)の行列だったのです。
この日も、行列していてそこに並ぼうとして、「あれっ」と気がついたのです。
「天ぷら ひろみ」さんの入口には誰も並んでいないということに。

店内で開店時間を待っているお客さんは数組でした。
ご覧のとおり、老舗天ぷら屋さんのランチメニューは、決して安いわけではないので、良く考えてみると大行列になるほどではなさそうです。
それにお店の中で待ってもらうのが、このお店のポリシーのようです。
お昼はセットや天丼だけのようで、お好みはやっていない様子ですが、職人さんがカウンターの向こうでていねいに天ぷらを揚げているのですから、それなりに時間がかかります。
立って並んで待つというのは、考えにくいのです。

開店時刻は11時30分です。
開店前に来たので、10分ほど待って席に案内されました。
天ぷらにありつくまで、時間がかかるようでした。
さっそく、ビールとおつまみを注文して、気長に待つことにしました。

ごぼうはつきだし(左)、注文したおつまみはなすの辛子漬け(右)です。
順番が回ってくるまで、結構時間がかかりました。
待つこと約45分、待ちかねた天ぷらの登場です。

お値打ち定食(¥3,300)です。
車海老2尾に白身魚、野菜の天ぷらと天茶か天丼か白飯を選択できるかきあげが締めです。
天ぷらに合わせて日本酒を注文しておきました。

天ぷらは、ていねいに揚げられていただけあって、カラッとおいしく揚がっています。
カウンターでお好みで食べるのと、遜色無さそうです。
とても美味しい天ぷらです。
一度は夜予約して、カウンターでお好みで食べたいと思いました。
その前に、小津安二郎さんが食べていたという天丼も食べたいですね。

かきあげは、天丼でいただきました。
赤だしが付くので、やっぱり天丼が良いなと思います。
奥さんは天茶にしましたが、天丼が良かったと後悔してました。
でも、天茶は天茶で、あっさりしていて良いのですが。

それにしても、あの階段の行列を勘違いしたために、こんな良いお店に入るのが何年も遅れてしまったことは、人生最大の後悔です。
「天ぷら ひろみ」さんのホームページには、階段には並ばないと注意書きされていました。
もっと良く調べて行ったら、良かったのに。

「天ぷら ひろみ」さんは、鎌倉駅から小町通りに入ってすぐ、左側の2階にあるお店です。
階段の行列が目印かも知れません。

麦二郎
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