月: 2023年2月

冬空

今朝は7時少し前に、家を出た。愛犬ふたばと二人。十数分の短い、朝の散歩。玄関のドアを開けて、空を見たら、冬の澄んだ青空が広がっていた。少なくとも、180度は雲ひとつ無い。 ふたばは、朝はあまり歩きたがらないから、近所の公園を通って帰って来る短い散歩だ。富士山の冠雪が麓まで広がっていた。大山やその後の丹沢山系の山々も薄く雪化粧していた。日曜日の朝、町はとても静かだった。突然僕の周りから人が居なくなったか、と錯覚しそうなくらい。日曜日の朝は、きっと遅いのだろう。 季節は変わろうとしているから、こんな冬空はもうあまり見られないだろう。この空を、この風景を見られたことが、とてもラッキーなことに思えた。[…]
麦二郎
去年

『ランチ酒 おかわり日和』原田ひ香

No.1751 2023年2月25日読了 グルメドラマと言えば、「孤独のグルメ」というイメージで、要するに美味しいお店で美味しいものを食べるだけ、そんな先入観があるかも知れません。この小説は、おいしいランチとお酒だけの小説ではありません。このシリーズの始まりの『ランチ酒』は残念ながらストーリーを忘れてしまいましたが、この本を読んで、一連のストーリーがある長編小説だと感じました。 この本の内容 ネタバレになるので、小説のストーリーについては詳しく書かないことにします。主人公の犬森祥子は、「見守り屋」という変わった職業です。そう言う意味では、原田ひ香さんの「職業小説」のジャンルにも入りそうです。「[…]
麦二郎
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『勉強が面白くなる瞬間』パク・ソンヒョク

No.1750 2023年2月24日読了 僕の場合、本屋さんで本を選ぶ時、直感で選ぶことが多い。よく読む作家の小説やエッセイなどは、そうではないが、はじめて読む著者の本は直感によるところが大きい。この本もそういうケースで、本の帯すらあまり読まないで、勉強法の本だと思って買った本でした。ある勉強法があって、それを知ることによって勉強したくなる、そんな本だと思ったのです。 この本の内容 韓国は日本以上に学歴社会で、大学受験は非常に厳しいようだということは、何となくどこかで聞いたことがありました。そんな状況でこの本を読んで、モチベーションを上げて、勉強に打ち込むための中高生向きの本のようでした。もち[…]
麦二郎
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『ブログで5億円稼いだ方法』きぐち

No.1749 2023年2月22日読了 僕も5億円稼ぎたいとか、明らかな目的を持って買った本ではないのですが、何となく読んでみたくて買ってみました。簡単にそんなに稼げるわけじゃないでしょうと思っているからなのですが、それが間違いなんでしょうか。 この本の内容 10章構成で、内容を簡単にまとめると、以下のようなものです。 5億円稼ぐまでの著者の歩み、体験談 ブログを始める前の基本(SNSなど稼ぐ方法など) 稼げるブログに関する8つの戦略 ブログの文章術 SEO対策の基本 アクセス数が伸びる「有益コンテンツ」の作り方 収益を増やす方法 アクセス解析の基礎知識 Twitterの活用方法 ブログ継続[…]
麦二郎
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『時間最短化、成果最大化の法則』木下勝寿

No.1748 2023年2月19日読了 成果は、スキルよりも思考アルゴリズム(考え方のクセ)によって、何十倍にもなるという主張の本です。その思考アルゴリズムに関する45の法則が、5章立てで掲載されています。第1章はすぐやる人に始まり、順に目標達成する人、ノーミス人間、自分で考え行動する人、最後の第5章が成功者です。 法則と言っても特別感はありません。要するに当たり前のことを当たり前にやるという類のことが多い気がします。気になった法則をメモしておきました。 最初の「ピッパの法則」は、その場ですぐやるか、いつやるかをその場で決めるという考え方です。「後でじっくり考えない法則」は、要するにアイドリ[…]
麦二郎
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『お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか』黒田尚子

No.1747 2023年2月17日読了 表題の内容は、6章立ての第1章です。「部屋を片づければお金が貯まる」というタイトルの章です。冷蔵庫の中が汚い家は食費のムダが多いということや保冷剤が貯まる家にお金は貯まらないなど。要するに冷蔵庫にムダな食材が詰まっていて、結局捨てる羽目になってしまうから、ムダが多いのです。保冷剤はケーキなどのスイーツを買うと入れてもらえます。と言うことは、保冷剤が沢山貯まっている家は、スイーツを頻繁に買っていて、チリツモで散財していると言うことです。そういう意味では、納得感がありますね。 第2章以降は、お金に関わる話が続きます。家計の話や貯金、保険、マイホームに関する[…]
麦二郎
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『はじめてのホームファイリング』長野ゆか

No.1746 2023年2月16日読了 しばらく前に本屋さんで『実践! オフィスの効率化ファイリング』という本を見かけていて、気になっていたのですが、会社の書類はほぼ電子化しているので、必要無いかなと思っていました。そしたら、「おうち書類」の片づけかたに関する本が出ていたので、さっそく買って読んでみました。 最後の方で「デジタル管理」に関する章があるのですが、ほぼ「紙の書類」に関する本です。家にある書類を不要なものは処分して、必要なものを迷子にならないよう個別フォルダーを使って分類し、整理する方法について書かれています。さっそくやってみたいと思いました。 日頃から割と整理しているので、あまり[…]
麦二郎
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『1日5分からの断捨離』やましたひでこ

No.1745 2023年2月16日読了 7つの断捨離できない思考について書かれている序章で、耳が痛い思いをしました。僕も断捨離したいと思っていながら、いろんな理由をつけてやらない人になっているからです。「時間がない」とか「やり方がわからない」とか、そういう言い訳が多いでしょうか。 第1章からは家のいろんな場所や物の断捨離について、写真付きで解説されています。僕の場合は、まずは書斎からと思っていますので、第10章が気になります。書類の山を半分に、机の上にあるモノを取り除く、ペン立てに入れる3本を選ぶ、文房具のストックを断捨離するなど、なかなかハードルが高そうです。何を隠そう、文房具好きなのでス[…]
麦二郎
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ライティングマット下敷 kiwami

時々お邪魔している文房具がテーマのブログでこの下敷のことを知りました。真っ黒で白い方眼の線が入っている面と、真っ黒な面があります。カッティングマットのような感じなのですが、少し薄い気がします。それでも、普通の下敷よりも厚めで2.0mmあります。 こちらが方眼面の方です。厚めの紙だとちょっと厳しいですが、モレスキンの用紙だと透けて方眼が見えます。愛用の紳士なノートの用紙だと、方眼は見えづらい気がしました。 ただし、書き心地は良いです。特にモレスキンの用紙は、少々書き心地に不満があったのですが、この下敷を使うと良い書き心地です。「ペンが吸い付くように紙になじみ…」というこの下敷の特徴を実感すること[…]
麦二郎
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行列店の天ぷらとうどん@手打ちうどん自遊席

湘南から西湘にかけて、海の近くの美味しいお店を紹介するフリーペーパー『海の近く』。その2021年11月号がうどん特集「つるもちつるつる2」でした。これを見て、奥さんが茅ヶ崎の「kaca〜夏花」を知り、定期的にお邪魔するお店になりました。平塚の「釜揚げうどん専門店 もと」もこれで知って行ってみて、びっくりでした。その第3弾と言うことで、小田急線六会日大前駅が最寄りの「手打ちうどん 自遊席」に行って来ました。 到着したのは、開店時間(11時30分)の5分前くらいでした。お店の周辺に既に待っている人が結構いました。お店入口にある順番待ちのリストに名前を書いたら、8組目でした。と思っていて、少し待って[…]
麦二郎
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『継続するコツ』坂口恭平

No.1744 2023年2月12日読了 坂口恭平さんのことは、この本を読んで初めて知りました。『0円ハウス』という路上生活者のハウスの写真集を刊行したり、「いのっちの電話」として自身の携帯電話を公表して、年間1万人を超える「死にたい人」の声を聞いている方です。この本の中でも触れられています。 実はこの本を「自己啓発本」かなと思って、買ってしまいました。要するに物事を継続できるようになるノウハウが書かれているのかと思ったわけです。内容はちょっと違っていて、これは「エッセイ」に近い本なのかなと、読んでみて思いました。坂口さんがずっと継続していることは、要するにやりたいことであり、好きなことであり[…]
麦二郎
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『より少ない家 大全』ジョシュア・ベッカー

No.1743 2023年2月11日読了 予定どおり、続編を読んだ。『より少ない生き方』の方は、「生き方」が中心の記述だった気がするが、続編の方は少し具体的で「家」という観点から書かれている。 三部構成になっていて、「Part 1」はなぜものを減らすのかという導入的なパート。「Part 2」がこの本の大半を占める部分で、部屋毎のもの減らしについて書かれている。その分だけ、『より少ない生き方』よりは具体性を感じる。リビングルームや寝室、クローゼット、バスルーム、ランドリールーム、キッチン、ダイニングルーム、子供部屋、ガレージ、庭という部屋は家の一部分毎にものを減らす考え方や基準などが書かれている[…]
麦二郎
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【東京駅グルメ】あんぱん@百両屋

お店の名前は、「元祖木村焼き 百両屋」です。ホームページをチェックすると、東京駅にしか無いお店のようです。前に一度買って食べたことがあり、とてもおいしいスイーツでした。とりあえず「あんぱん」としてみましたが、普通の「あんぱん」ではないですね。餡子は甘すぎず、生地はパンではなくケーキほどふわふわでなく、何と言ったら良いか分かりません。 先週の金曜日に酔って帰る途中で、東京駅でお土産に買いました。オーソドックスな「つぶあん」と「こしあん」を二つずつ買って帰りました。 翌朝、箱を開けてみると、3つしかありません。どうやら奥さんが夜に「つぶあん」を食べてしまったようでした。おやつに二ついただきました。[…]
麦二郎
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『より少ない生き方』ジョシュア・ベッカー

No.1742 2023年2月4日読了 2016年に出版されている本なので、結構時間が経っている。僕がこの本を見つけたのは、それほど前ではなかった気がします。良く立ち寄る茅ヶ崎駅ビルの本屋さんに並んでいるのを見かけたのが最初だったと記憶しています。実は多分この本の続編だと思いますが、『より少ない家大全』の方を先に買いました。こちらは、去年の秋に出版された本です。どうせなら、最初に出版された本から読もうと思い、読んでみました。 ミニマリストになったきっかけや、その後の過程、良かったことなどが書かれている本でした。ミニマリストとなり、どのようにモノを減らして行ったかという観点よりも、ミニマリストに[…]
麦二郎
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『超ミニマル主義』四角大輔

No.1741 2023年1月31日読了 400ページ近い分厚い本です。最初の方は、なるほど普通の「ミニマル主義」かなあと思いつつ、読んでいました。要するに、いろんなものの軽量化何だと思いつつ、読み進めました。 「装備とモノの軽量化」は、すんなり入ってきました。そう言えば、僕の財布の中には滅多に使わないカードも入っていたりします。小さな財布にしているのですが、この本のような薄型の財布ではないです。持ち物の軽量化については、通勤時のリュックには、いろんなモノが入っていて、肩が凝るくらいなのです。 「情報とワークスペースの軽量化」も納得です。机の上とか、PCのデスクトップとか、散らかっている状態だ[…]
麦二郎
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『人生オークション』原田ひ香

No.1740 2023年1月27日読了 原田ひ香さんのお仕事小説でした。ちょっと変わったお仕事が特徴かも知れません。短編小説が二つ収録されています。 最初は本のタイトルになっている「人生オークション」です。主人公の叔母さんが離婚して一人になり、オークションで生計を立てるという話で、主人公がそれを助けるのです。「人生」が付いているのは、山のような荷物をオークションで減らして行く、ミニマリストではないのですが、減らした分だけまさに人生が軽くなって行く話なのです。お仕事と言って良いかどうかは、迷うところです。 もう一つの話「あめよび」は、ラジオ番組のハガキ職人と付き合っている主人公の話です。主人公[…]
麦二郎
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