『科学的に自分を思い通り動かす セルフコントロール大全』堀田秀吾/木島豪
No.1680 2022年3月1日読了
発行日が2022年1月30日という本なので、とても新しい本です。
今始まったわけではないですが、コロナ禍で陥りそうな「ずるずるだらだら」に関する示唆も結構あります。
何を隠そう僕がこの本に惹かれたのは、リモートワークで何だか気が散って仕事が進まないとか、集中していたのに大した成果が上がっていないとか、そんな気持ちになることが度々あったからだと思います。
章立ては4つに分かれています。仕事と生活、体、心の4つです。
この4つに分類した45項目の「ずるずるだらだら」(ばかりでもないですが)に関する解消法を、心理学の実験結果を交えて解説している本です。
最初にチェックシートがあり、該当するものをチェックする形になっています。
チェックした項目だけを読むのが効率が良い読み方かも知れません。僕の場合は一応全部読みましたが、明らかに該当しないような項目は斜め読みしたものもあります。
それだけ広範囲に渡ると言うことで、全部読んで全部実践しようなんて、無理です。
何かを始めようとすると、ハードルを下げて、まずは動くのが一番ということは、他の本でも読んだことがあります。
脳は体が動いて初めて働き出すのだそうです。
つまり考えて動き始めようとしても、それは困難ということになります。まずは動くことが大切なのです。
妙に納得してしまいました。
思い付く限りのタスクを書き出して、優先順位付けをし、まず一番優先順位が高いと思われることを始めてみる、これが秘訣なんだろうなと、仕事の章で思いました。