『本を読む』中沢孝夫(草思社)

No.1866 2024年5月5日読了

本屋さんが大好きな場所なので、会社からの帰り道には、ほぼ毎日のように駅の本屋さんを覗いてみる。
そんなある日、この本に出会った。
このところ読書が停滞していて、なかなか本を読めなかったから、読書について書かれている本を読んで、読書欲を高めたいと思ったことが目に付いた理由だった。

本当に本を読むことを私は楽しんでいるのだろうか、そんな疑問を持ちつつ読んだ。
何だかこれまでの読書が無意味なものに思えるほどの内容だった。
本の読み方を変えたいと思った。

この本の著者は、大学の教授で日本経済新聞を中心に書評を書かれていた方だ。
この本にもこれまで書かれた書評の抜粋が掲載されているが、その本の魅力が極めて簡潔にまとまって、思わず読みたくなるような書評だった。
著者の本を読むことの楽しみや本屋さんで本を探す楽しみなどが伝わってきた。

楽しく読ませていただいた。
そして、これからの私の読書スタイルが少し変わりそうだなと思った。

麦二郎

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