他人の手帳を集めている収集家が存在することを、この本で初めて知りました。
もちろん書いた本人の同意のもとに集めていらっしゃるのですが。
2000冊を越えていて、それもどんどん増えていて、図書室なるものが開設されているのです。
この本はネットでその存在を知ったのですが、私が期待したのは手帳の書き方でした。
いろんな方の手帳の書き方を参考に見てみたいと思っていました。
そういう思いで読むと、期待外れになります。
この本で語られているのは、他人に見せる前提で書かれていない手帳の内容を楽しむことです。
手帳の書き方ではなく、手帳に書かれた内容に関する本なのです。
某人気手帳の公式ガイドブックのような内容とは異なっているのです。
残念ながら私は、他人が書いた私的な内容そのものを、楽しむことはできません。
何が面白かったかと言うと、本当に心のままを書かれているということです。
どんな内容であれ、自分の心を書き出すということは、私としてはとても羨ましいことでした。
実はこのブログも、本音で書きたい、自分の思うままのことを書きたいと思っているのです。
でも、ブログは公開されるものですから、自分でも気づかないうちに良い格好をしようとしていることが多いのです。
内容的に盛っていたり、自分を飾ったりはしていないのですが、まだ本音は書けない状態です。
手帳の公式ガイドブックの悪影響か、誰にも見せることのない手帳でさえも、「こうあるべき」みたいな考えがあったりします。
他人の目を気にしている部分が、垣間見えることもあります。
誰にも見せたことは無いのですけど。
そういう面では、この本に出てくる手帳は非常に羨ましいものでした。
良い格好をつけようとしている手帳の中身なんて、自分でも振り返って読むことはありません。
いつか自分の手帳にも、「密」の味が出せるといいな、と思いました。
No.2044 2026年3月6日
