タイトルに魅了されて買った割には、かなり長い間積読本と化していた本。
最初の三行で読者を虜にするような文章を書けば良いのだなと、想像していたが、「撃つ」という意味がタイトルだけ見たのでは今一つピンときてなかった。
朝日新聞論説委員をされている著者だが、何と猟師もされているようだ。
「撃つ」というのがピンときた。
猟師たるゆえんが随所に出ている本だ。
文章に関する25項目の術が書かれている本なのだが、「第一項」という表現ではなく「第一発」になっている。
文章を書くということは、弾を撃つということに通じているのだろう。
内容は幅広い。
文章の基本に始まり、禁じ手やライターの心得、書くための道具、読ませるために必要な三つの「感」、時間管理や書棚管理、そして生きることまでに及ぶ。
他には無い文章術の本を読んだ。
書かれていることも奥深く、一読しただけでは修得できないだろう。
私の場合、一読で終わることにした。
この本全部修得できる筈が無いからだ。
一読して覚えていることだけ、実践してみたいと思う。
No.2035 2026年2月11日
