確定申告シーズン、ようやく手に入れた一冊
確定申告の時期が近づき、税金への関心が高まる中で目に留まったのが『税務署が嫌がる税金入門』という本でした。Amazonでは一時在庫切れになるほどで、ネットで探してようやく手に入れることができました。同じように「少しでも節税の知恵をつけたい」と考える方が多いのかもしれません。
節税のヒントから、投資や生活にまつわる税金まで
本書では、申告によって節税できる項目が幅広く解説されています。主な内容は以下の通りです。
- 各種控除: 扶養控除、医療費控除、保険控除
- 還付の仕組み: 税金還付の可能性があるケースや、還付申告の具体的な方法
- 家計と投資: ふるさと納税、iDeCo、NISA、住宅や車にまつわる税金
私は毎年ふるさと納税などで確定申告を行っているため、すでに行っている対策も多かったのですが、改めて体系的に復習することができました。
「申告しなければ戻らない」税務署との向き合い方
本書を読んで特に印象に残ったのは、「税金は自ら申告しなければ還付されない」という厳しい現実です。 もし税金を少なく申告していれば「追徴課税」として厳しく徴収される一方で、たとえ多く払いすぎていても、自分から動かない限り戻ってはきません。著者が税務署に対して批判的なスタンスを取っているのも、こうした「不公平感」に警鐘を鳴らしているからだと感じました。
また、年の途中で退職した場合は年末調整が行われないため、自分で申告しないと税金が戻ってこないという点は、うっかり見落としやすく注意が必要だと改めて感じました。
読み終えて感じた、本書に向いている人
注意点として、本書は「確定申告書の具体的な書き方」を解説する実務書ではありません。具体的な手順を知りたい方は、最新のガイド本を併読するのが良さそうです。また、相続税については概要に触れる程度でしたので、後日別の本で深く学ぼうと思います。
「税金の仕組みを知り、損をしないための考え方を身につけたい」という方にとって、税金全般を俯瞰できる有意義な入門書といえる一冊でした。
No.2028 2026年1月17日