高瀬隼子

『おいしいごはんが食べられますように』高瀬隼子

No.1712 2022年10月2日読了 芥川賞受賞作品は、あまり読まない方だと思います。何となく難しいイメージがあって、読まず嫌いかも知れません。受賞作品だから読んでみようという気にならないのです。本屋大賞受賞作は読んでみたいと思うのですが。でも、この本は読みたくなりました。何となく面白そうな予感がしました。 読んでみて、なるほどこういう小説だったのか、という感じです。期待どおりと言えば、期待どおりです。職場の人間関係を描いているところが、何だかどこかにありそうな感じがして、面白いのです。 物語は食べることに無頓着な男性社員二谷と、料理上手だけど仕事はできない女性社員芦川、そして仕事ができて[…]
麦二郎
去年