『寿命が尽きる2年前』久坂部羊

No.1865 2024年4月20日読了 今月の2冊目。先月あたりから、読書は超スローペースに。反面、読みたい本が沢山貯まっていて、積読本と読みかけの本で、本棚がいっぱいになっている。ちょっとちぐはぐかも知れないけれど、多分これからペースは上がって行くものと思います。 著者はお医者さんで作家。高齢者医療に携わり、小説を書いて作家デビューされています。 現代医療への批判も含まれている本です。健康診断によって心配を煽るような医療への批判であり、延命治療への批判もあります。私の場合、今の年齢のせいかも知れませんが、久坂部さんの意見に賛成です。会社勤めをしているので、健康診断の受診は必須なので、仕方な[…]
麦二郎
6日前

『生き物の死にざま』稲垣栄洋

No.1682 2022年3月10日読了 単行本が本屋さんに並んでいた頃から、読んでみたいと思っていた本です。文庫本になっているのを見つけ、さっそく買って読みました。 昆虫から爬虫類、動物まで、29種の生き物たちの死にざまが書かれている本です。期待したとおり、様々な生き物の死は、様々なのです。中には不老の生物まで登場して、びっくりしたのですが、不老と言えども死なないわけではないことを知りました。そう言う意味では、不老不死というのは無いわけで、老衰が無く、老いて死ぬのではなく、年代に関わらず事故などで死ぬことがあり、死亡率は一定なようです。そうかと言えば、わずかな時間で死んでしまう生き物がいたり[…]
麦二郎
2年前

『もしあと1年で人生が終わるとしたら?』小澤竹俊

No.1652 2021年11月21日読了 命には限りがあると知っているのですが、常に忘れがちなことです。忘れていないとやってられない面もあるかも知れませんし、そういうものかも知れません。人生に限りがある、いつか終わりが来るということを意識していれば、日々は充実するのではないかと思う面もありますが、常に意識できないところには何らかの理由があるのかも知れません。 この本は、2017年1月刊行の『2800人を看取った医師が教える人生の意味が見つかるノート』を大幅に加筆・再編集したもののようだ。『2800人を看取った医師が教える人生の意味が見つかるノート』は、書き込む形式のもののようだから、この本は[…]
麦二郎
2年前