『うたかたモザイク』一穂ミチ

No.1815 2023年11月9日読了 13編の短編小説集。数ページの短いものから、長くても40ページ弱くらいの短編小説が収録されています。最後の1作は書き下ろしで、他は雑誌やフリーペーパー、ウェブに掲載された作品を集めています。5つに分類されていて、それぞれsweet , spicy , bitter , salty , tastyという分類になっています。味そのものではなく、人生の味わいと言った感じでしょうか。どの作品も似通ってなくて、いろんな味わいがある、そんな短編集だった気がします。 特に面白かったのは、2つ。猫が出てくる短編です。一つは「レモンの目」。マンションに現れる黒猫を通じた[…]
麦二郎
4ヶ月前

たまには温かい蕎麦を@榮家(茅ヶ崎)

お邪魔したのは、11月11日のことでした。何だかとても久しぶりにお邪魔する気がしました。この前お邪魔しようとした日は、残念ながら行列になっていたので、別のお店に行くことにしました。お昼の予約は開店の11時のみ受け付けているようなので、いつも予約なしで行ってみるのでした。11時40分頃行ったのですが、ラッキーなことに席が空いてました。でも、あっと言う間に満席になっていましたので、タイミングが良かったみたいです。 このお店に来る時は、昼飲みが目的だったりします。お蕎麦も食べるのですが、飽くまでも「締め」です。この日は久しぶりだったので、何やらメニューが変わっていたことに気づきました。さっそくつまみ[…]
麦二郎
4ヶ月前

茅ヶ崎のソウルフード”肉そば”

お邪魔したのは、10月21日のこと。開店前の横濱飯店に並んだら、8番目くらいでした。これなら何とか開店と同時に入れそうと思い、15分くらい待ちました。 考えてみると、このお店ではこれしか注文していないようです。「肉そばとビール」です。このお店だけではなく、どこのお店に行っても、このところ「肉そばとビール」と言ってしまいます。勝手に口走るのです。 注文すると、すぐに出てきます。本当にすぐに。一緒に来たら、肉そばの具をおつまみにするのですが、ビールを飲まずに待つのも辛いので、どんどんビールを消費してしまいます。 茅ヶ崎のソウルフードと呼ばれている"肉そば"をご紹介すると、ボリュームたっぷりの醤油ラ[…]
麦二郎
4ヶ月前

『とにかく仕組み化』安藤広大

No.1814 2023年11月5日読了 『リーダーの仮面』と『数値化の鬼』とそしてこの本が3部作みたいです。読む順番を間違えたようで、『数値化の鬼』を先に読んだ方が良かったのかも知れません。『リーダーの仮面』が中間管理職向けで、この本はもっと上の経営者やトップ層向けの内容でした。読んでみてなるほどと思います。 最初に替えの利かない人よりも歯車になる方がトップ層になれる、と書かれています。これがちょっとびっくりだったのですが、読んでいるとその理由が良くわかりました。属人化と仕組みの違いのようです。属人化は会社として避けないと、その人が居なくなると仕事が回らなくなってしまいます。 この本も5つの[…]
麦二郎
4ヶ月前

『母親からの小包はなぜこんなにダサいのか』原田ひ香

No.1813 2023年11月4日読了 原田ひ香作品、連続読みです。『老人ホテル』もこの本も、図書館で借りたものなので、返却のため優先して読んだのでした。直近の新刊は、出たら買って読もうと思っているのですが、新刊の時に読み損ねた本は図書館で借りて読むことにしました。 6つの話が収録されている短編小説集でした。母親からの小包がモチーフになっています。一つだけそうでないのも混ざっていますが。ありそうな話と、ありそうなエピソードばかりだと思いますが、そういう話が原田ひ香作品の面白いところなのかも知れません。想像を絶するあり得ない話ではなく、身近だということ。そして、それが現実だと嫌だなと思う気持ち[…]
麦二郎
4ヶ月前

『リーダーの仮面』安藤広大

No.1812 2023年10月31日読了 最近の上司のあり方として、部下に寄り添う上司とか、背中を見せる上司とか、いろいろ耳にすることもあるけれど、それらを完全に否定している上司論の本でした。「否定」と言うのは正しくなくて、本来あるべき上司の姿を見た気がします。 空気を読むのではなく、言語化されたルールを作ること。確かにルールを示された方が、部下としてはやりやすくて、何だか言っていることが良く分からないという上司は居るものです。 友達のような上司ではなく、上下の立場からコミュニケーションする上司。組織の中で与えられている役割が違うのですから、当然上司の指示には従うべきです。 部下の利益がある[…]
麦二郎
5ヶ月前

『老人ホテル』原田ひ香

No.1811 2023年10月30日読了 このところ、原田ひ香率が非常に高くなっている。それにしても多作な作家さんだ。もう新刊が出てしまった。 この本は、2022年10月30日出版の本。と言うことは、ちょうど1年前だったりする。買いそびれた新刊だった本を、最近は図書館で借りて読んでいる。この本は、ずいぶん長い待ち行列だったということになる。 原田ひ香さんの小説には、嫌な人が結構出てくる。良く読む作家さんで比べてみると、瀬尾まいこさんの小説には嫌な人はほとんど出て来ない。対極と言っても良いくらい。 主人公は、天使というキラキラネームの女性。家庭に恵まれず、高校は中退していて、キャバクラに勤める[…]
麦二郎
5ヶ月前

このところの富士山

この写真は、10月16日の5時47分に見た富士山から大山の景色です。ちょうど日の出の頃なので、西の空が赤みを帯びていて、空気が澄んでいたのが印象的でした。前日には雨が降り、空をお掃除してくれたのだと思います。 富士山をクローズアップした写真です。iPhone 15 Proにして、倍率が上がったので、こんな富士山の写真も撮れてしまいます。 同じ日の6時5分。たった20分ほどで空は変わります。赤みを帯びた空が、少し黄色っぽく。青空が鮮明になってきます。 こちらは、10月20日の6時15分頃です。雲が多いですが、しっかりと富士山は見えています。そう言えばどうして10月16日に富士山の写真を撮ったか、[…]
麦二郎
5ヶ月前

『じぶん時間を生きる』佐宗邦威

No.1810 2023年10月19日読了 本屋さんでこの本を見つけて、自分勝手な思いがあって読んでみようと思ったのでした。著者は2021年に軽井沢へ移住されている。環境を変えることは、生き方を変えることに繋がる。なので、軽井沢の自然の中での生活を情緒的に綴ったエッセイという期待があった。或いは軽井沢での暮らしぶりが綴られているとか。 買った時に目次はざっと目を通すので、エッセイ的な文章だとは思っていなかった、じぶん時間とは何か、みたいなことを論じている本だろうと思うところもあった。エッセイ的な文章と言うよりも、論文調かなと思った。4章の分かれていて、振り返るとコロナ禍で起きた変化、自分に起き[…]
麦二郎
5ヶ月前

『財布は踊る』原田ひ香

No.1809 2023年10月13日読了 母子家庭で育った葉月みづほは、お金に恵まれていなかったことから、高校時代に流行った長財布を手にすることが無かった。結婚して夫と子どもの3人家族であるが、今は夫の稼ぎだけで暮らしているので、生活はギリギリというところだろうか。みづほはそれでも節約をして、買いたいものも我慢してハワイ旅行に行けるだけの貯金をする。そして念願かなってハワイ旅行に出掛け、憧れのルイ・ヴィトンの財布を手に入れた。その大切な財布は、残念ながら長くみづほの側に置いておけなかった。 物語はこういうところから始まり、いろいろな人とお金の物語が展開して行く。ネタバレになるので、詳細は書か[…]
麦二郎
5ヶ月前

『目標や夢が達成できる 1年・1カ月・1週間・1日の時間術』吉武麻子

No.1808 2023年10月10日読了 目標や夢の達成は、日々そのために行動する時間を積み重ねた先にあるものだと思います。目標達成のために、1年で何をするか、3カ月ではどうか、1カ月をどうするか、1週間はというふうにブレークダウンできたら、これほど理想的な計画つまり時間の使い方は無いと思います。自分が本当に実現したい夢は、やはり自分の価値観をベースに決まっていると思うので、持っている価値観にも左右されうるものでしょう。 こういう要素を満たしたものが、「7つの習慣」だと思っていて、手帳もフランクリンプランナーを使っています。この本を読んで、もう一度フランクリンプランナーの「ミッション」とか「[…]
麦二郎
5ヶ月前

『ロギング仕事術』倉下忠憲

No.1807 2023年10月9日読了 シンプルで実行しやすく、身に付けやすい仕事術です。記録しながら仕事を進める仕事術の本です。章立ては5つ、プラスおまけの「クイックガイド」によって構成されています。第2章まで読めば、それなりに実行できる気がして、実際にやってみました。 この本が主張している3つの効用は、情報を後から利用でき、自分のホームポジションを取ることができ、自分に関する情報が生まれるということです。実際にちょっとやってみて一番に感じたことは、ホームポジションでした。仕事に集中しようとしていても、メールが届いたり、チャットが入ったりして、集中力は削がれます。そういう状態が非効率の元と[…]
麦二郎
5ヶ月前

『彼女の家計簿』原田ひ香

No.1806 2023年10月5日読了 原田ひ香さんの小説は、タイトルや本の装丁から想像すると、もっと軽くて楽しい小説だという印象。つまり、思ったより重いテーマで書かれている小説だということですが、想像と違っていても最後まで読ませる筆力があるのでしょう。この本も主人公の女性が家計簿をつけながら、楽しい家庭を築いて行く物語、みたいな想像でした。 シングルマザーの里里が主人公。母親とは関係が良く無くて、疎遠になっている。そんな時疎遠な母親からぶ厚い封書が届き、その中には五十鈴加寿という女性がつけていた家計簿兼日記が入っていた。物語は、家計簿に書かれた日記と里里のことが並行して描かれています。 家[…]
麦二郎
5ヶ月前

iPhone 15 Pro ついに届く!

届いただけで、とても嬉しくなれるなんて、魔法みたいだと思う。外箱を開けるだけで、ワクワクしてしまう。 コツコツ貯めたお金で買ったiPhoneは、とても大切なもの。人それぞれの価値観があるから、これは僕だけの話かも知れない。でも、新しいiPhoneを手にした時の喜びは、幸せそのものだと感じるのです。 ブラックなので、とても地味な印象がある。今使っているiPhoneからの移行が楽しみ。時間のある時にじっくりと、失敗しないようにと思っている。移行のことに関しては、3連休でアップしたい。楽しみな連休です。[…]
麦二郎
5ヶ月前

iPhone 15 Pro が、出荷完了ステイタス!

予約完了したのは、9月15日の21時15分でした。事前に予約準備したのですが、残念ながら予約時点では10/3〜10/11到着に。 それから18日目の10月3日午前に「配送準備中」モードにやっと変わりました。その日のうちに「出荷完了」になるかと思ったら、全然変わらず。今日の12時半過ぎにやっと「出荷完了」になっているのに気づきました。この時点ではメールは届かず、メールが来たのは12時40分でした。 ちなみに、ケースは予約と同時に注文して、9月18日に到着済みです。ここのところ純正のクリアケースばかり使っています。 明日届いたら、設定と行きたいところですが、会社なので多分そういう時間も無さそうです[…]
麦二郎
5ヶ月前

『私の中を整理する片づけ』ミニマリストますみ

No.1805 2023年10月3日読了 断捨離とか、片づけとかしたいと思っていて、なかなか実行できないものだから、この本に惹かれました。惹かれた理由は、もう一つ。サブタイトルにあった「余白」というキーワードです。サブタイトルは、『幸せがおとずれる「余白」の作り方』でした。 心には「余白」つまりある程度の「余裕」が必要だと思っています。生活空間にも「余白」が必要だと思っています。手帳のスケジュールページにも、「余白」が必要だと思っている人です。 この本は3つのパートに分かれています。第1章は「友に過ごしたい、持ち物。」で、第2章は「帰りたくなる、おうち」、第3章が「『適当』に、生きる」です。要[…]
麦二郎
5ヶ月前

まだ丸い朝の月のこと

明るくなったので、愛犬と散歩に出掛けました。最近は日の出時刻が遅くなってきて、散歩の目安は5時半頃になりました。今朝はちょっとは涼しくなってるかなと思えるくらいでした。やっと秋めいてきました。 ふと空を見上げると、そこには満月よりもやや欠けてきたお月様がありました。何だかいいなと思って、写真を撮っておきました。今朝はただそれだけです。朝のお月様が、何だか良いな。それだけです。[…]
麦二郎
5ヶ月前

月初めの寒川神社ウォーキング

毎月1日は、早朝に寒川神社までウォーキングをすることにしています。もちろん、帰りもウォーキングです。今朝は気温も下がっていて、割と快適に歩けました。測ってみたら、寒川神社の入口の橋のところまで31分くらいでした。いつもよりもペースアップしています。 早朝もお参りの人たちはそれなりに多い気がします。人が写り込まない写真を撮るのが難しいという程度ですが。きっと近所の方は毎朝お参りされているのではないでしょうか。近所ではなさそうな方もいらっしゃいます。 ふと見上げた空が、とても良い空だと感じたので、この写真を撮りました。雲が秋のそれになりつつあるのを感じました。 毎月お参りをして祈願するのは、いつも[…]
麦二郎
6ヶ月前

Juice up 03

ずいぶん前に購入していたパイロットのジュースアップ 03(激細)ですが、このところ集中的に使うことによって、やっと使い切りました。買った当初は0.3mmのものと0.4mmのものがあり、さすがに0.3mmは細すぎるだろうと、1本だけ試しに買ったのでした。想像したとおり、かなり細いため全然使ってなかったのですが、「もったいない」精神が芽生えてきて、意識的に使ってやっと使い切りました。 0.3mmをずっと使いたいと思っていたら、リフィルは132円(税込)で購入できるのですから、それが一番なんですが、やはり0.3mmは細すぎるというのが個人の感想です。長期間(数年)ほったらかしでも、使い切れたことは素[…]
麦二郎
6ヶ月前

『メモで自分を動かす全技術』高田晃

No.1804 2023年9月23日読了 「メモ」というキーワードに惹かれて、この本を買って読もうと思いました。9月は沢山の手帳が発売される時期で、「手帳」というキーワードだけでなく、「ノート」や「メモ」というキーワードに惹かれてしまう季節なのです。 この本のエッセンスは、序章の中に書かれています。メモを書くことで、考える力を養うことになること。書くことで夢が明確になり、計画を書くことにより実現しようという行動につながり、振り返り書くことで持続的にPDCAを回せるようになります。これが夢が実現しやすくなるというメモの効用です。著者が「三種の神器」とするのは、メモ帳、ノート、手帳です。メモをもと[…]
麦二郎
6ヶ月前