
『滅びの前のシャングリラ』凪良ゆう
No.1592 2021年3月15日読了 凪良ゆうさんの本は、この本で3冊目です。最初に読んだのが『流浪の月』で、次が『私の美しい庭』でした。本屋さんで見かけたこの本は、読もうかどうしようか迷ったのですが、やっぱり読もうと思い買ったのでした。最近は新刊が出ると必ず買う作家は、数少なくなってしまいましたが、その少ないうちの一人です。 ここからは、ややネタバレな内容を含みますので、まだ読まれていない方はご注意ください。ただ、ネタバレと言っても、ミステリーの謎解きをそのままバラしているような内容ではありません。 シャングリラとは、ジェームズ・ヒルトンの小説『失われた地平線』に登場する理想郷の名称で、[…]