『ギリギリ』原田ひ香

No.1757 2023年3月19日読了

3日前に読み終えた本のことを、まだ書いていなかったことに気付いたので、書いておくことにします。
このところ結構沢山読んでいる原田ひ香さんの作品です。
この本は文庫本ですが、2018年11月に出版されているので、結構古い作品です。
単行本としては、2015年なので8年前の作品ということになります。

この本の内容

夫を亡くした瞳さんと、再婚相手の同級生の健児さん、そして亡くした夫の母の静江さん、この3人の視点で描かれている物語です。
ちょっと微妙な関係です。再婚相手の健児さんと、前夫の母親の静江さんが結構仲が良かったりするのですから。

かと言って、ほんわかとした温かい小説でもありません。
原田ひ香さんの作品としては、ちょっとシリアスな面もあって、他の作品とはちょっと違っている印象でした。
社会派小説でもなく、お仕事小説でもない、原田ひ香作品としてはどこに位置づけたら良いかわからない作品だと思いました。

視点を変えて描かれている物語は、5つのパートに分かれています。
アナログ、モヒート、スカイプ、シナリオ、ギリギリの5つです。
4文字でカタカナで揃っています。
最後は「そうだったのか」と思います。

これから…

かなり読んできた原田ひ香作品ですが、まだまだ読めていない本もあります。
既に文庫本になっている古い作品も、最新の作品も読めていません。
どっちから先に読もうかなと、ちょっと迷っているところです。
新しい作品は図書館で借りようかな。

麦二郎

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