『ランチ酒 今日もまんぷく』原田ひ香

麦二郎
麦二郎
2023年3月12日

No.1752 2023年3月1日読了

仕事が忙しかったせいか、ずっとブログを更新できませんでした。
書いた日と読んだ日が、あまりにもかけ離れてしまうので、投稿日付を調整しておくことにします。

原田ひ香さんの小説をいくつか読んできましたが、今や気になる作家さんの一人です。
過去1年間に読んだ本の著者のナンバー1です。
読書メーターに登録している本の全期間で言うと、まだまだですが、7冊も読んでいます。
今年はもっと読むだろう作家さんです。

この本の内容

ストーリーには触れませんが、短編でありながら、お話は繋がっています。
なので、「ランチ酒シリーズ」の2作目を読んで、すぐにこの3作目を読みたくなったのです。
単行本を買いそびれていて、文庫本化を待つのも嫌だったので、図書館で借りました。

前作と比べると短編が更に短くなっている感じです。
同じくらいのページ数の本に、沢山の短編が詰まっている感じです。
物語の連続性は、既に出てきた登場人物が何度か登場することによって、わかります。
主人公との関わりがだんだん深くなって行きます。
そういう見方をすると、まだ続きがありそうです。

主人公は見守り屋という変わった仕事をしている女性です。
変な仕事ではないですが、夜の仕事ですから、仕事が終わって食事をするとなると、ランチになるのが普通です。
僕も休日のランチでは必ずお酒を飲むのですが、それで親近感を感じるのですし、共感できるのだと思います。

でも、ランチとお酒に関する記述がメインではありません。
主人公が見守り屋という仕事を通じて関わる人達の人生、そして主人公自身の人生が描かれています。
普通にありそうな人生の機微と言えるかも知れません。

これから…

残念ながら、「これからどうなっていくのだろう」という僕の好奇心は、第3作を持ってしても満足させられなかったのです。
つまり、まだまだこれから先の物語が読みたい気持ちなのです。
新作はいつなんでしょうか。とても楽しみです。
何かの連載になっていないか、検索してみますが、出てきません。
まだまだ先なんでしょうね。だいたい2年毎に新作が出ているような気がします。
と言うことは、今年なのかも知れません。
次回作が出たら、単行本を買ってしまいそうです。

麦二郎

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