日: 2023年2月26日

冬空

今朝は7時少し前に、家を出た。愛犬ふたばと二人。十数分の短い、朝の散歩。玄関のドアを開けて、空を見たら、冬の澄んだ青空が広がっていた。少なくとも、180度は雲ひとつ無い。 ふたばは、朝はあまり歩きたがらないから、近所の公園を通って帰って来る短い散歩だ。富士山の冠雪が麓まで広がっていた。大山やその後の丹沢山系の山々も薄く雪化粧していた。日曜日の朝、町はとても静かだった。突然僕の周りから人が居なくなったか、と錯覚しそうなくらい。日曜日の朝は、きっと遅いのだろう。 季節は変わろうとしているから、こんな冬空はもうあまり見られないだろう。この空を、この風景を見られたことが、とてもラッキーなことに思えた。[…]
麦二郎
去年

『ランチ酒 おかわり日和』原田ひ香

No.1751 2023年2月25日読了 グルメドラマと言えば、「孤独のグルメ」というイメージで、要するに美味しいお店で美味しいものを食べるだけ、そんな先入観があるかも知れません。この小説は、おいしいランチとお酒だけの小説ではありません。このシリーズの始まりの『ランチ酒』は残念ながらストーリーを忘れてしまいましたが、この本を読んで、一連のストーリーがある長編小説だと感じました。 この本の内容 ネタバレになるので、小説のストーリーについては詳しく書かないことにします。主人公の犬森祥子は、「見守り屋」という変わった職業です。そう言う意味では、原田ひ香さんの「職業小説」のジャンルにも入りそうです。「[…]
麦二郎
去年