『勉強が面白くなる瞬間』パク・ソンヒョク

麦二郎
麦二郎

No.1750 2023年2月24日読了

僕の場合、本屋さんで本を選ぶ時、直感で選ぶことが多い。
よく読む作家の小説やエッセイなどは、そうではないが、はじめて読む著者の本は直感によるところが大きい。
この本もそういうケースで、本の帯すらあまり読まないで、勉強法の本だと思って買った本でした。
ある勉強法があって、それを知ることによって勉強したくなる、そんな本だと思ったのです。

この本の内容

韓国は日本以上に学歴社会で、大学受験は非常に厳しいようだということは、何となくどこかで聞いたことがありました。
そんな状況でこの本を読んで、モチベーションを上げて、勉強に打ち込むための中高生向きの本のようでした。
もちろん、受験勉強は別として、勉強と言うといくつになっても必要なことです。
でも、振り返ってみると、受験勉強は嫌なもの、辛いもののような気がします。
何とかモチベーションを上げて、取り組まないと怠けてしまいがちだったと思います。

4つのパートに分かれています。
1つ目は、著者の体験が書かれています。
著者は置かれた環境から、他人より遅れて勉強を始めて、がんばって3つの大学に合格された方です。
そんな著者の努力の体験が書かれているパートです。

2つ目は、勉強の意義について。
自分の人生を成長させることや「夢」「目標」「欲望」の違いについて。
各科目を学ぶ理由など。

3つ目が、意欲的に勉強に励むためにどうすれば良いかということ。
他人と競争しないこと、「いま、ここ」に集中すること。
そして、背筋を伸ばして座り「ながら勉強」を避けるなどの勉強意欲を生む7つの習慣について。

最後が学ぶ意欲の大切さや勉強できることの有り難さ、親への感謝などです。

感想

生きている限り、学び、勉強することは続けたいと思っています。
どんな年齢になっても、自分を高める努力はしたいと。
だから、この本に惹かれたのですが、やっぱりこの本はもっと若い世代が読むべき本でした。
当てはまらない内容が多いと感じました。

だったら、どんな本だったら、当てはまるのかと言うと、そんな本は無さそうな気がします。
受験だとか、資格試験だとか、勉強法があてはまるものはそんなところだろうと思います。
点数を気にしない気楽な勉強に合った勉強法は、単に「楽しむこと」かも知れません。

麦二郎

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