『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』八木仁平

No.1730　2022年12月27日読了

ざっくり言うと、「自己理解」を行って、自分が最も「やりたいこと」を「仕事」にするための本でしょうか。

「自己理解」については、巻末にその手順がフローチャート化されています。
いろいろな質問に答えて、「何を大事にして生きたいか」を知ります。
つまり、自分自身の大事なこと「価値観」を見つけます。
合わせて「仕事の目的」も明確にしておきます。

次に成果を出すための「長所」を明確にします。
そして、興味や情熱を感じる分野「好きな分野」を見つけます。
いよいよ次から「やりたいこと」を絞って行くプロセスです。

「好き」と「長所」を掛け合わせて「やりたいこと」を仮に決めます。
「仕事の目的」で仮決めした「やりたいこと」を絞ります。

この本で言う「自己理解」とはこのようなステップを踏んで行われるものです。
確かにそうだと思いました。
「七つの習慣」でも「価値観」は重視されています。
さっそく、僕自身の「価値観」を洗い出してみました。
「フランクリンプランナー」に書いている価値観と似通っていますが、より具体的になった気がします。

この本が主張する「やりたいこと」とは、「大事なこと」と「好きなこと」、「得意なこと」の交わった部分にあるということです。

そろそろ今の仕事からの引退時期も近づいてきました。
次の仕事は、このロジックで決めてみようかなと思いました。