『もしあと1年で人生が終わるとしたら?』小澤竹俊

麦二郎
麦二郎

No.1652 2021年11月21日読了

命には限りがあると知っているのですが、常に忘れがちなことです。
忘れていないとやってられない面もあるかも知れませんし、そういうものかも知れません。
人生に限りがある、いつか終わりが来るということを意識していれば、日々は充実するのではないかと思う面もありますが、常に意識できないところには何らかの理由があるのかも知れません。

この本は、2017年1月刊行の『2800人を看取った医師が教える人生の意味が見つかるノート』を大幅に加筆・再編集したもののようだ。
『2800人を看取った医師が教える人生の意味が見つかるノート』は、書き込む形式のもののようだから、この本はその部分を割愛し、読み易くした感じです。

この本の前に『能率手帳の流儀』を読んだこともあり、人生は日々の積み重ねということが心に強く響いていました。
その影響が残っていたので、この本に書かれていることを「もしあと1日で…」と置き換えて考えてみると、今日という日に集中することがベストと思ってしまいました。
要するに日々の積み重ねなのですから、今日という日をていねいに生きることによって、この本が言わんとする意味合いは満たされるのです。

スティーブ・ジョブズの言葉も思い出しました。

もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは本当に自分のやりたいことだろうか?

あなたの時間は限られている。
だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。

この本で興味深かったのは、人が死に向かう時には、歩けなくなり、食べなくなり、やがて呼吸の回数が減って行くということです。
9月末に父が逝去したのですが、その時の様子もそんな感じだったようです。
コロナ禍で看取ることはできませんでしたが、穏やかな顔で眠っていたのを見て、ほっとしたことを思い出しました。
この本を手に取ったのは、きっと偶然では無かったのではないか、そう思えます。

麦二郎
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