『こころ』夏目漱石

麦二郎
麦二郎

No.1647 2021年10月29日読了

読書熱が高じて、昔読んだ名作を読み直してみようかと思い買っておいたのは、振り返ると2018年6月のことでした。
何と、3年以上も積ん読になってしまっていたようです。これより更に数か月前に買った本も積ん読状態なので、一番古いわけではありませんが。
積読本を0にしようと言うことで、頑張って読んでいたのですが、今月は小休止状態です。少しでも減らしておこうと、この本を読むことにしました。

読書のペースも小休止状態だったので、少しずつしか読まなかったせいもあり、やっと10月の終わりに読み終えました。
通勤電車の往復が僕にとっては絶好の読書タイムなんですが、テレワークでなかなかペースが掴めないのも、時々読書のペースが落ちてしまう理由の一つです。

大筋は覚えていたつもりのこの名作ですが、最初の「先生とわたし」を読んで、こんな話だったけと思いました。
物語のテンポは、せっかちの僕としてはかなり苛々するほどのゆっくりのペースです。時代の違いなのか、そうでないのかわかりませんが。
先生とわたしの出会いから、先生宅へおじゃまするわたしとなり、入り浸るわたしが描かれています。

上中下の中は、「両親とわたし」です。主人公のわたしは、父親の病気もあって実家に帰ります。
いずれまた東京へ出ようと決めていながら、父親の容態次第でなかなか東京に戻れない状態です。
わたしは学校を卒業したのですが、今と違ってすぐにどこかに勤めるということも無さそうだったりします。実家を出たいきさつとか、実家とその周辺の人達との関係などのしがらみが描かれています。

下は「先生と遺書」です。
先生の遺書がわたしに届き、父親の看病もそこそこに実家を飛び出し、東京へ戻りながらわたしは先生の遺書を読みます。全編遺書の内容みたいなものです。
この部分がこの作品のメインなんですが、果たして先生はこういう結末で良かったんだろうかという疑問が残りました。
多分若かりし頃に読んだ時とは違った感想です。より現実的な感想かも知れません。

麦二郎
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