『仕事は準備が10割』山本直人

『仕事は準備が10割』山本直人

麦二郎
麦二郎
2021年5月2日

No.1596 2021年4月8日読了

「段取り八分」と言うのと同じ意味でしょうか。
仕事で成果を出すための準備に関する本でした。そうだろうと思ったから、買ったのですが。
買う時に想像していたのと違ったのは、準備力をアップするスキルについて書かれていたところでしょうか。

「準備力を強化する実践的思考スキル」として紹介されている4つの力について書かれている部分が、大きな割合を占めています。
一つ目は、「構想力」です。仕事のゴールをイメージするものです。
二つ目は、ゴールまでのプロセスを設計する「計画力」です。
三つ目は、準備したことを確実なものとするための「対応力」です。
四つ目は、想定とのギャップを埋める「検証力」です。
これら四つの力がスキルアップされて、準備力が高まります。

この本を読んで、最初の「構想力」が非常に重要であることに気付きました。
構想がしっかりとしていれば、ゴールまでのプロセスも実行計画もしっかり設定できて、実行するのみです。
「段取り八分」とも言いますので、実行計画がしっかりできると、実行は容易くなります。
後は検証をしっかりして、次に活かすことができれば良いと言うわけです。

仕事をする上で、四つの段階をどうやって実施していくか、最後の方で簡単に書かれています。
ただノウハウ的な具体性はありません。やり方にはあまり触れられていない本です。
仕事には準備力が必要で、その準備力を高めるためには、四つの力を高めることが大事、一言で言うとそういう内容の本でした。
続編として具体的なやり方に関する本が出たら、買うかも知れません。
最終的には自分なりのやり方を考えることが大事なので、ここまでで良いのかも知れません。

麦二郎

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