ジョウビタキ(雌)

久々楽しい野鳥散歩

麦二郎
麦二郎
2021年5月2日

近くの川沿いを散歩して、野鳥を見つけて写真を撮るというのが、最近の楽しみの一つでした。
このところ仕事が忙しくて心に余裕が無いせいか、しばらく遠ざかっていました。
ワンコの散歩は家のすぐ近くだけで済ませていました。
土日や休日も、このところは気持ちに余裕が無くなっていたんでしょう。
久々ですが、ほんとうに猛烈に忙しい毎日でした。

そんな毎日も徐々に収まりつつあった昨日の朝、奥さんが珍しく5時過ぎ頃に起きだしてきました。
私は早起きで朝型なんですが、奥さんは夜型のため起こさないと起きないのが普通なのです。
明るくなったら一緒に散歩に行こうと言うことで、久々に野鳥散歩に出掛けることになりました。

野鳥の撮影に使っているNikonのCOOLPIX P900を持って出ました。
話が脱線しますが、Nikonはカメラから撤退みたいなニュースが流れていた気がします。
私が使っている一眼レフもNikonなので、どうなんだろうと思っていながら、実は最近SONYのカメラに惹かれているのです。

散歩の話に戻ります。
家の近所を流れる駒寄川と言う小さな川に沿って、散歩道は続きます。
川沿いで最初に見つけたのは、ジョウビタキでした。
久々に幸先良いスタートで、しっかりカメラに収めることができました。

本物の野鳥写真家は、たぶん長い時間じっと待って写真を撮るのですが、にわか野鳥写真家の私は、歩きながらただ単に野鳥の写真を撮るだけです。
羽ばたくところとか、いろんな動きをしているところを撮ろうとはしていないのです。
たまたまの偶然の出会いのみに賭けているんです。

ジョウビタキは雌雄の見分けができる野鳥です。
最近は雄には全く出会えていません。
ジョウビタキの次に出会ったのは、イソヒヨドリでした。でも、これは線路の近くで、たまたまた電車が来てしまったので、写真を撮る前に逃げられました。
イソヒヨドリと言うくらいですから、海辺で見かける野鳥ですが、海辺から離れたところでも繁殖しているようで、この辺りでも時々出会う野鳥です。

駒寄川が合流する小出川に出て、最初に見つけたのは、あまり出会ったことの無い野鳥でした。
川から近くの民家へ飛んで行く鳥を見つけたのですが、その大きさや羽の感じが、見かけたことが無い感じだったので、カメラをぐっと望遠側にして覗いてみました。
どうやら鷹の仲間のようでした。
少しずつ近寄って、写真を撮ってみると、どうやらチョウゲンボウのようです。
久々に出会いました。民家のベランダの物干し竿に止まっていました。
さらに近づいたら、飛んで行ってしまいましたが、何枚か写真を撮ることができました。

小出川では良く見かけるカワウの写真も撮りました。
どうやら婚姻期のようで、首のあたりが白くなっていました。
奥さんが違う種類じゃないかと騒いでいましたが、帰って図鑑で調べると婚姻期にはそうなるようで、婚姻期以外は真っ黒なんだそうです。
つまり私たちは、婚姻期以外のカワウを見ることが多かったのでしょう。

歩いているとキジの鳴き声が聞こえてきました。
どんなところに住んでいるんだと、驚かれる方もいらっしゃると思いますが、私が住んでいるところは里山みたいなところの住宅地なので、結構キジが出てくるのです。
住んでいるのは住宅地でも、ちょっと歩くと田園地帯だったり、山があったり、畑が多かったりしますので。
ここに住み始めたことで、キジの鳴き声を聞くと、春が近いんだなと実感できるようになりました。
繁殖期を迎えるキジの雄が、縄張りを主張する鳴き声みたいです。

モズにも出会えました。
秋から春にかけて、この辺りで見かける野鳥です。
暖かくなると山の方に行ってしまうのでしょう。

そしてラストは圧巻でした。
ウグイスが鳴いていました。鳴き声の方を覗き込むと、ウグイスの影が動いています。
この時ばかりは歩きを止め、じっと出て来るのを待ちました。
シャッターチャンスは何度かあったのですが、撮れたのは1枚だけでした。しかも、ウグイスだか何だか解らない写真です。
ウグイスは藪の中で鳴くことが多く、出て来てもすばしこいので、なかなか写真を撮ることができません。
鳴き声は頻繁に聞くのですが、なかなかシャッターチャンスに巡り合えません。
昨日はとても珍しく、シャッターチャンスが訪れたのですが、チャンスを物にできなかったのです。

でも、久々の楽しい野鳥散歩でした。
引退後は毎日のように野鳥写真を撮りながら歩こうと思っています。
そして時々目当ての野鳥を求めて、遠征してみたいと思っています。

昨日出会った野鳥は、こんな野鳥たちでした。

麦二郎
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