センセイの書斎

投稿者: | 2011年8月26日

『センセイの書斎』内澤旬子

書斎とは、大辞林によると「本を読んだり、書き物をしたり、研究をしたりするための部屋」ということだ。そういう意味では、僕には今書斎があり、その書斎を自分なりに素敵にしたいという思いがある。やや背丈の高い本棚を背丈の低いものに買い替えて、圧迫感の無い部屋にしたいと思ったりしている。書斎と言うと、やはり主役はデスクや椅子であったり、本が沢山つまった書棚であったりする。この本は、書棚とその中身が主人公だと思う。

僕も書くことや研究が仕事だったら、本を沢山所有して、それらを保管していたかも知れない。僕の場合は、趣味としてブログを書いたり、本を読んだりする部屋が書斎であり、一度読んだ本をずっと保管する必要も無く、むしろ本が沢山並んだ本棚はあまり好きじゃない。何度も読み返したいお気に入りの本は保管しておきたいかも知れないけれど、今のところあまりそういう本には巡り逢っていない。

この『センセイの書斎』の単行本が出版されたのは、2006年である。そしてこの本は、7年もかかって書き上げられた本だから、その当時はまだ電子書籍みたいなことは、あまり一般的ではなかっただろう。書斎に高く積み上げられた本は、これからの時代では、電子書籍としてどこかのストレージに保管されているのだろう。スペースを必要としないことは、とても良いことじゃないかと思う。その反面、ちょっと寂しさを感じる。電子書籍になったら、この本に書かれているような本への愛着も薄れてしまって、単なるデータになってしまうんじゃないかと思う。そういう状態も、僕としては本棚も要らなくなるから、歓迎したいのだけど、さて実際はどうなるだろうか、と思っているわけである。

書斎のイラストがとても素敵で、手に取ってすぐに購入した。文庫本にすると、繊細なイラストが、更に繊細になってしまうので、見にくい部分があった。単行本の方が、読みやすいだろう。書斎に憧れているので、書斎に関する本を読むのは、実に楽しかった。
(95冊目/2011年)


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