30歳からの暮らし方

投稿者: | 2010年12月31日

『30歳からの暮らし方』柳沢小実

「天然生活」という雑誌に連載されたエッセイ集。本屋さんで見つけて、装丁にも惹かれて買った本。印象的なのは、「はじめに」の冒頭だった。「日常のなかの、ほんのささいなことを大切にできる人に憧れます」という言葉だった。僕が最近感じていることは、日常というのはほんのささいなことの積み重ねで、それを大事にできる人になりたいということだ。憧れと言うよりも、僕にとっては理想なのだと思っている。

そんなわけで、『30歳からの暮らし方』を読んでみたのだけど、30編を越えるエッセイのうち、いいなと思ったのは少しだけだった。だからと言って買ったことを後悔する本ではなく、期待が大きかったのと、期待した内容がそれほど多くなかったということだ。長い休みにゆったりと読むのにちょうど良い、素敵なエッセイ集だと思う。ワクワク、ハラハラ、ドキドキの本も楽しく読めるけれど、こういう静かに読むのにぴったりの本が良い。ゆったりと時間が流れる休日に、ひとりで落ち着いて本を読みたいと思う。そういう場面にぴったりの本だと思う。こんなエッセイが書けたらいいなと思いながら、今年最後の完読本をそっと閉じた。

今年読んだ本は再読本も含めて、全部で168冊になった。そのうち小説は、50冊を越えるくらいで、約3割を占める。今ある本のストックは、小説がほとんどだったりする。新年は小説を沢山読みたいと思っている。新しい年の始まりまで、あと8時間となった。
(168冊目/2010年)


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