辻村深月

『東京會舘とわたし』辻村深月

No.1637〜1638 2021年9月19日読了 上下巻分のレビューを一度にすることにしました。東京會舘といろいろな人の関わりを大正から令和まで描いた物語です。上巻は、大正から昭和39年までの物語ですが、この後東京會舘は建て替えられるので、上巻は旧館の頃の物語とされています。下巻は新館と2回目の建て替えを経た新新館までですが、2回目の建て替えまでの物語が中心です。 東京會舘には数回行ったことがありますが、とても料理が美味しいことを記憶しています。この物語はノンフィクションを土台としているフィクションですが、料理が美味しいのは読んでみてなるほどと納得しました。東京會舘といろいろな縁で繋がってい[…]
麦二郎
2年前